運用型広告

【主要4媒体を網羅】動画広告フォーマット一覧!配信面毎の効果や費用・入稿規定まとめ

動画需要がますます高まる昨今、自社での広告でも動画の活用を検討している担当者の方やお客様から相談を受けたことのある運用者の方も多いのではないでしょうか。

動画広告の出稿を考えたときに迷うものとして媒体や広告メニュー、更には入稿規定があるかと思います。この記事では、動画広告の基本と一から始める方にピッタリの媒体別メニュー詳細、推奨する解像度や動画の長さをお伝えします。

Google 広告・Yahoo!広告・Facebook 広告・Twitter 広告の動画広告をすべて網羅したので、何度でも見返したい内容になっています。ぜひお役立てください。

動画広告とは

動画広告といえば、まず初めに YouTube 広告をイメージする方も多いと思います。一般的に動画広告は以下の2種類に分類され、それぞれ配信時の表示方法が異なります。

  • インストリーム広告
  • アウトストリーム広告

インストリーム広告

インストリーム広告は、現在よく見る形の動画広告で、YouTube や Twitter のタイムライン上などで配信されている動画再生画面に表れる広告です。Youtube の場合は、TrueView インストリーム広告と呼ばれています。

インストリーム広告の中でも3つ種類(プレロール、ミッドロール、ポストロール)に分かれ表示のタイミングが異なります。

  • プレロール:ユーザーがみたい動画の再生前に流れる広告
  • ミッドロール:ユーザーが見ている動画の再生途中で流れる広告
  • ポストロール:ユーザーが動画再生後に流れる広告

また、YouTube 広告のプレロールとポストロールは、5秒間待つとスキップ可能なスキッパブル広告とスキップのできない完全視聴型があります。

この他に YouTube にはプレロール、ミッドロール、ポストロールで6秒以内のスキップできないバンパー広告というものもあります。

アウトストリーム広告

先程紹介したインストリーム広告の対になるアウトストリーム広告は、動画の前後や間に入らず、Web サイトや SNS、アプリ上で配信される動画広告です。

アウトストリーム広告は4つ(インバナー、インリード、インタースティシャル、ネイティブ)に分類され、どこに表示されるかで名称が異なります。

  • インバナー:Web サイトやアプリの広告枠に配信
  • インリード:Web サイトのコンテンツとコンテンツの間や下に配信(画像が配信される場合はインフィードと呼ばれるもの)
  • インタースティシャル:Web サイトやアプリのページの切り替えや遷移のタイミングで配信
  • ネイティブ:Web サイトやアプリに自然と溶け込ませた広告を配信

媒体によって Web サイトのみアプリのみなど制限がありますが、配信される場所で分類さるのがアウトストリーム広告です。

この他にインストリーム、アウトストリーム両者にあるオーバレイ広告があります。オーバレイ広告は、YouTube のインストリーム広告の場合、半透明の広告が動画の下部に配信されます。広告のファイル形式は、GIF/PNG/JPG なので正確にいうと広告自体は動画とは言えません。

一方でアウトストリーム広告の場合、ユーザーが Web サイトを表示中にポップアップやスクロール時に画面を覆うように表示される広告です。動画広告は自動再生されユーザーに対してリンク先への遷移かスキップもしくは閉じるなどのアクションを促します。

各媒体別動画広告まとめ

ここからは各媒体の動画広告についてより詳しく解説させていただきます。広告のメニュー名やキャンペーン名はもちろんのこと、動画広告を入稿する際の規定(アスペクト比やファイルサイズ、動画の長さ、解像度)などを動画広告フォーマットの概要を基にまとめました。

Google(YouTube含む)

Google で配信できる動画広告は、YouTube やディスプレイ広告で表示されます。後ほど紹介する、TrueView ディスカバリー広告だけ YouTube のみの配信になります。

キャンペーンによって選ぶことのできるサブキャンペーン(広告のフォーマット)が分かれています。広告のフォーマットは全部で6つあり、それぞれ説明していきますので、自社の広告配信ではどれを使用すればいいかを参考にしてみてください。

スキップ可能なインストリーム広告

普段から YouTube を見る人は一番馴染いのがこちらの広告なのではないでしょうか?以下に特長から広告の目標、表示場所などをまとめました。

詳細
スキップ可能なインストリーム広告・動画の再生前/再生中/再生後に流れる最大秒数なしの広告
・5秒経過後にスキップすることが可能
目標・ブランド認知度とリーチ・販売促進
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・商品やブランドの比較検討
・目標設定せず
掲載場所YouTube 動画や Google 動画パートナー*の Web サイトやアプリ
課金方式CPV(Cost Per View)ユーザーが30秒の動画広告1回視聴するとに課金、もしくは30秒未満の動画場合は最後まで視聴したら課金、それか動画広告視聴中に操作(クリックなど)をした場合に課金
ただし入札戦略を、目標インプレッション単価・目標コンバージョン単価・コンバージョン数の最大化にした場合は、インプレッション数ごとの課金
*Google 動画パートナー:YouTube 以外で動画広告を表示できる、質の高いサイト運営者もしくは Web サイトやモバイルアプリ

スキップ不可なインストリーム広告

先程紹介したインストリーム広告と同じ形式ではありますが、こちらはスキップができないタイプになります。YouTubeで動画を見ていて、広告が終わるのを待たなければ動画の続きが見られないものです。

詳細
スキップ不可なインストリーム広告動画の再生前/再生中/再生後に最大15秒のスキップができない広告
目標・ブランド認知度とリーチ
・目標設定せず
掲載場所YouTube 動画や Google 動画パートナーの Web サイトやアプリ
課金方式CPM(Cost Per Mille)動画広告が1,000インプレッションするごとに課金

こちらは、スキップできないということもあり、アクションの保証はないまでも広告を最後まで再生しなければいけないので CPM という課金形式を取っているのが特長です。

True View ディスカバリー広告

True View ディスカバリー広告は、YouTube の動画の上に出てくる広告ではなく、関連動画の横やモバイルの YouTube のトップページに表示されます。

広告自体はユーザーがクリックしないと再生されないようになっていて、ユーザーへの見え方はサムネイル画像とテキスト、テキスト下に「広告」の表記が入っています。

詳細
True View ディスカバリー広告・動画のサムネイル画像とテキストで構成される広告
・広告のサイズや表示形式は表示先によって異なる
・動画をクリックすることで再生され、YouTube 動画ページかチャンネルページで再生 
目標・商品やブランドの比較検討
・目標設定せず
掲載場所YouTube の関連動画の横や検索結果、モバイル版 YouTube のトップページなど
課金方式CPC(Click Per Cost:クリック課金)

バンパー広告

バンパー広告はスキップできない6秒以内の動画広告になります。スキップ不可なインストリーム広告同様、ユーザーは広告の表示が終わるまで待つ必要があります。

詳細
バンパー広告動画の再生前/再生中/再生後に最大6秒間のスキップができないインストリーム広告を配信
目標・ブランド認知度とリーチ
・目標設定せず
掲載場所YouTube 動画や Google 動画パートナーの Web サイトやアプリ
課金方式CPM(Cost Per Mille)動画広告が1,000インプレッションするごとに課金

アウトストリーム広告

Web サイトの場合はバナー広告に表示され、アプリの場合は、バナー、インタースティシャル、インフィード、ネイティブ形式で配信されます。

詳細
アウトストリーム広告モバイル専用の動画広告音声無しで再生され、ユーザーがタップすることでミュートが解除
目標・ブランド認知度とリーチ
・目標設定せず
掲載場所Google 動画パートナー上の Web サイトやアプリ YouTube へは配信はされない
課金方式vCPM(viewable Cost Per Mille)ユーザーが視認可能になった広告を1インプレッションとし、その状態で1,000インプレッションあった場合に課金
ユーザーが視認可能になった広告とは、 2秒以上にわたって 50% 以上の範囲が表示された広告を指す

マストヘッド広告

パソコン、モバイル、テレビ画面で表示がやや異なりますが、予約制で YouTube のホームフィードの上部に表示される広告です。以下はパソコンでの広告表示のイメージです。

詳細
マストヘッド広告・YouTube ホームフィードの上部で再生される広告
・パソコンの場合は最大30秒、モバイルやテレビの場合は無制限
・パソコン、テレビの場合は、自動再生後にサムネイルが表れ、モバイルの場合は、自動再生後に広告枠が非表示になる
目標(事前予約制のため選択する目標なし)
掲載場所YouTube ホームフィードの上部
課金方式・CPM(Cost Per Mille)固定のインプレッション単価(CPM)制で課金
・CPD(Cost Per Day)日数ベースでカウントし課金

以下の記事で YouTube 広告をメインに取り上げ、広告の配信方法をキャプチャを用いて説明しているので良かったらご覧ください。

YouTube広告とは。動画の種類や費用のかかる仕組みから設定方法まで完全網羅

YouTube広告の配信面や広告の種類、キャプチャを用いた設定方法まで分かりやすく解説しました。キャンペーンや課金方式、ターゲティング方法までを表にしてまとめています。

入稿規定

各広告フォーマットにおける入稿規定は以下のようになっています。基本的には YouTube 上にアップロードできるものであれば広告としても使用することができます。ファイルサイズに関して、True View ディスカバリー広告のみヘルプページに最大1GB までという記載があります。

項目\フォーマットスキップ可能なインストリーム広告スキップ不可なインストリーム広告True View ディスカバリー広告バンパー広告アウトストリーム広告マストヘッド広告
アスペクト比16:916:916:9(640×360)/4:3(480×360)16:916:916:9
(1920×1080 以上)
ファイルサイズ最大:1GB
動画の長さ推奨:12秒
最大:なし
6秒以上
最大:15秒
最大:6秒6秒から15秒推奨:30秒以内
最大:なし
参考:TrueView インストリーム広告|Dsplay Specs ヘルプ
参考:True View ディスカバリー広告|Display Specs ヘルプ

ファイルフォーマットに関しては YouTube でサポートされているものを使用するようにしょう。以下のものが対応しているファイルフォーマットです。

  • .MOV
  • .MPEG4
  • .MP4
  • .AVI
  • .WMV
  • .MPEGPS
  • .FLV
  • 3GPP
  • WebM
  • DNxHR
  • ProRes
  • CineForm
  • HEVC(h265)

参考:YouTube でサポートされているファイル形式|YouTube ヘルプ

Yahoo!

次に Yahoo!広告で配信することができる動画広告を紹介いたします。Yahoo!広告では主に3つの種類があり、動画広告のフォーマットも約20種類と多彩な広告配信が可能になっています。

Yahoo! JAPAN TOP ページのアウトストリーム広告(予約型/運用型)

アウトストリーム広告(予約型)

アウトストリーム広告(予約型)には、エリアや配信時間、デモグラフィック(性別や年代などの属性)、Yahoo! JAPAN での行動履歴データなどで絞り込み広告を配信できるメニューがあります。

多くの人にリーチすることが可能で、主に認知やブランディング目的で使用する場合が多い広告です。

詳細
アウトストリーム広告(予約型)Yahoo! JAPAN のトップページなどや Web ページの広告枠に配信される動画広告
目的(予約型なので特に選択する項目なし)
掲載場所Yahoo! JAPAN のトップページなどや Web ページの広告枠
課金方式・インプレッション保証型
・1日の枠掲載(SP 版Yahoo! カーナビのアプリのみ)

アウトストリーム広告(運用型)

これまでのディスプレイ広告と特に変わらず、Yahoo! JAPAN のトップページなどや Web ページの広告枠に配信されます。

キャンペーンの目的は、自社の広告が何を目指しいてるのかによって選択するようにしましょう。なお、目的によって課金方式は変わってきます。

詳細
アウトストリーム広告(運用型)Yahoo! JAPAN のトップページなどや Web ページの広告枠に配信される動画広告
目的と課金方式・サイト誘導(CPC)
・動画再生(CPV:Cost Per View)※1
・アプリ訴求(CPA/CPC)
・コンバージョン(CPA/CPC)
・商品リスト訴求(CPA/CPC)※2
・ブランド認知(vCPM)※2※3
掲載場所Yahoo! JAPAN のトップページなどや Web ページの広告枠
※1.動画が10秒再生時に課金(10秒未満の動画は、視聴完了時に課金)
※2.商品リスト訴求、ブランド認知は一部の代理店および個人に提供
※3.ユーザーが視認可能になった広告を1インプレッションとし、その状態で1,000インプレッションあった場合に課金(ユーザーが視認可能になった広告とは、1秒以上にわたって 50% 以上の範囲が表示された広告を指す)

インストリーム広告

Yahoo! JAPAN と GYAO! の動画コンテンツ再生前に配信され、ユーザーへよりリッチな動画広告を届けることができます。

項目詳細
インストリーム広告Yahoo! JAPAN と GYAO! の動画コンテンツ再生前に配信される6秒/15秒/30秒の動画広告
目的
掲載場所Yahoo! JAPAN と GYAO! の動画コンテンツ再生前
課金方式Views 保証型(※広告の表示回数を保証)
6秒/1View:0.5 円
15秒/1View:1.0 円
30秒/1View:1.2 円
入稿規定

各広告フォーマットにおける入稿規定をご紹介いたします。ここではレスポンシブ広告のみの入稿規定を記載していますが、予約型の場合はそれぞれの配信面ごとに最適なものがあるので、詳細は問い合わせて確認しましょう。

項目詳細詳細
アスペクト比16:91:1
最小ピクセルサイズ
(横×縦)
640×360
ファイルフォーマット.mp4.mp4
ファイルサイズ最大:200 MB最大:200 MB
動画の長さ最小:5秒
最大:60秒
最小:5秒
最大:60秒
参考:レスポンシブ(動画)|Yahoo!広告ヘルプ

Facebook・Instagram

続いては、Facebook やその傘下にある Instagram 広告で配信できる動画広告を紹介いたします。比較的始めやすいスライドショー広告や縦型動画広告のストーリーズ広告があります。

Facebook 広告は、クリエイティブや配置、広告の形式によって数種類の動画広告を出し分けることができます。広告の目的によって選べるクリエイティブや配置、広告形式は異なります。広告形式のものはあわせて入稿規定もご紹介いたします。

クリエイティブ/配置/広告の形式広告の種類
クリエイティブスライドショー
配置ストーリーズ
配置Messenger
広告の形式カルーセル
広告の形式コレクション
広告の形式プレイアブル
広告の形式インスタントエクスペリエンス
担当者への問い合わせが必要プレミアム動画

個別の課金形式や掲載場所の詳細は以下の記事で解説しているので宜しければご覧ください。

Facebook広告とは?費用やターゲティング方法、特徴まで基本中の基本をご紹介

Facebook広告を基礎を知るために配信面やターゲティング方法・広告メニューまですべてをまとめました。Facebook広告を始めようとしている方や新入社員の方でもわかるように丁寧にキャプチャを用いて說明しているので、是非参考にしてみてください。

Facebook や Instagram の動画広告を配信する際に品質を向上させるためのベストプラクティスは以下のとおりです。下記のページ基準にしつつ、広告形式毎の入稿規定も確認してみましょう。

参考:動画広告の品質を最適化するためのベストプラクティス|FACEBOOK for Business

スライドショー

画像引用元:Facebook for Business|より多くの機器や通信環境に対応した動画広告が登場

一般的な動画広告を作成するよりも比較的、低コストで作成できるスライドショー広告。テキストと画像の組み合わせで作成することができるので、クリエイティブ作成に自信がない方でも挑戦しやすいメニューとなっています。

▼Facebook スライドショー広告の設定方法はコチラ

ストーリーズ

Instagram ストーリーズ広告例

Facebook はもちろん、Instagram や Facebook のストーリーズに広告を配信できます。特徴としてはやはり縦型動画になっている点で、フィード広告に比べ、リンク先への誘導をかけやすくなっています。

▼Instagram ストーリーズ広告でクリック率を128%改善した事例はコチラ

【画像で解説】Instagramストーリーズ広告の出し方と128%クリック率を改善した事例からわかった3つの注意点

Instagram ストーリーズ広告の設定・配信方法を画像付きで分かりやすく解説します。クリック率を128%改善した事例から分かった広告配信時に必ず気をつけておきたい3つの注意点もご紹介いたします。これを見ればインスタのストーリーズ広告はバッチリ。

カルーセル広告

画像引用元:Facebook for Business|カルーセル広告の7つの活用法

複数の商品を一度に紹介する場合に効果的な広告形式で、2つ以上の画像、動画で構成され、作成する広告です。最大10件の画像、動画を使用することができます。

画像と動画の順番については Facebook の自動最適に任せるか、自社の考えるストーリーがある場合は、自動最適化機能を設定変更する必要があります。

入稿規定
項目\配信面・Facebook
・Audience Network
・Messenger
・Instagram
カルーセルカードの最小数22
カルーセルカードの最大数10・3(ストーリーズ)
・10(フィード)
アスペクト比1:1 (推奨)・1:1(ストーリーズ)
・9:6(フィード)
アスペクト比の比率許容誤差3% (Facebookのみ)1%
解像度1080 x 1080ピクセル(推奨)・1080 x 1080ピクセル(フィード)
・1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ)
画像のファイルフォーマットjpg もしくは .pngjpg もしくは .png
画像の最大ファイルサイズ30 MB30 MB
動画の長さ240分以内(15秒を推奨)・60秒以内(フィード)
・15秒以内(ストーリーズ)
動画のファイルフォーマット MP4 もしくは MOV(推奨)
その他可能なフォーマット
MP4 もしくは MOV(推奨)
その他可能なフォーマット
動画の最大ファイルサイズ4 GB4 GB
テキスト125文字以内2,200文字以内
見出し40文字以内
リンクの説明25文字以内
ハッシュタグ30件以内
参考:カルーセルのデザイン仕様|FACEBOOK for Business

コレクション広告

コレクション広告は、1つの動画もしくは画像をメインビジュアルとして設定し、他の4つのサブビジュアルで補完するようなイメージです。

入稿規定
項目\動画・画像動画画像
アスペクト比16:9 / 1:1・Facebook 1.9:1
・Instagram 16:9 / 1:1
アスペクト比の比率許容誤差
解像度1,200 x 628ピクセル
動画の最大ファイルサイズ4 GB
参考:コレクションのデザイン仕様|FACEBOOK for Business

広告のコピーについては以下のようになっています。文字数が多い場合は見切れてしまうので注意が必要です。

広告のコピー項目詳細
本文90文字以内(メインビジュアルの上に表示)
見出し25文字以内推奨(広告の4つの製品の上に表示)

Messenger(メッセンジャー)

Facebook Messenger での広告掲載位置

Facebook Messenger 上でも動画広告は配信することができます。主に、Messenger アプリの上部に表示されるストーリーズ広告枠に配信することができます。

プレイアブル

アプリのインストロールを目的とした広告で、実際のゲームのプレイ画面を動画で見せることができ、ユーザーに対してアプリのダウンロードを促します。

画像引用元:Facebook for Business|アプリをインストールする前にゲームのプレイを試す機会を提供しましょう。

できるだけ分かりやすくプレイ中の動画を見せれるかがポイントになってきます。コールトゥアクションをタップすると、アプリストア(App Store/Google Play ストア)へ遷移します。

入稿規定
項目\アセットHTML5 のプレイアブルアセットzip ファイルアセット
アスペクト比16:9 / 1:1/4:5/9:16
※Facebook フィードのみ
16:9 / 1:1/4:5/9:16
※Facebook フィードのみ
最大ファイルサイズ2 MB5 MB
参考:プレイアブル広告|Facebook 公式

インスタントエクスペリエンス

画像引用元:Facebook for Business|インスタントエクスペリエンスについて

モバイルデバイスからインスタントエクスペリエンスの広告をタップすると、フルスクリーン表示になり、ユーザー経対して画面いっぱいのダイナミックなクリエティブで訴求できます。

入稿規定
項目動画
アスペクト比16:9 / 1:1/4:5/9:16
解像度最低:720ピクセル
最大:5400ピクセル
(3240ピクセル推奨)
ファイルフォーマットMP 4/MOV
動画の長さそれぞれの動画の合計が2分以内
参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック|FACEBOOK for Business

Twitter

最後に紹介するのが Twitter のタイムラインや検索結果画面に表示することができる動画広告です。動画広告のメニューは主に5つあります。それぞれの広告の入稿規定や配信されたときのユーザーへの見え方を説明していきます。なお公式ページを参考に表内はまとめています。

プロモビデオ広告

Twitter のタイムライン上に表示され、自動的に再生される動画広告です。テキストと動画がセットになっているタイプの動画広告で、ブランドやキャンペーンの認知を効果的におこなえます。

Twitter タイムライン上のプロモビデオ広告
入稿規定
項目詳細
ツイート本文半角280文字(全角140文字)内半角23文字(全角12文字)はリンク(URL)に使用されるので、リンクを含む場合は、半角257文字(全角128文字)
ファイルサイズ最大1 GB
動画の長さ15秒以下(推奨)
最大2分20秒
※一部広告主のみ最大10分も申請により可能(要問い合わせ)
ファイル形式MP 4/MOV
縦横比・1:1(推奨)デスクトップやモバイル端末でタイムライン
・プロフィール上で正方形にトリミングされるため
・9:16(垂直)表示は1:1と同様、タップ時に全画面表示なり、上下に黒枠が入る
サイズ1200 × 1200(推奨)
1:1の場合、最小600 × 600
1:1以外の場合、最小640 × 360
動画ビットレート1080pの動画で6,000k~10,000k(6,000kを推奨)
720pの動画で5,000k~8,000k(5,000kを推奨)
フレームレート29.97FPS/30FPS(どちらかを推奨)
※推奨サイズ以上でも問題なし
オーディオコーディックAAC LC(ローコンプレキシティ)(推奨)
動画コーディック4:2:0の色空間に対応する、h264、ベースライン、メイン/ハイプロファイル
サムネイル画像の入稿規定
項目詳細
ファイル形式PNG/JPEG
縦横比動画と同じ比率(推奨)
サイズ5 MB(最大)640 × 360(推奨)

また、入稿期待以外にも Twitter 公式ページでは、動画でロゴを用いる場合に左上への配置を推奨しています。そして商品を プロモーションする場合は目立つ位置への配置がおすすめです。

Amplify プレロール広告

他の動画付きツイートの再生前に流れる動画広告がプレロール広告です。プレロール広告は、Twitter 社と連携する200以上のコンテンツパートナーの動画開始前に再生されます。一定時間表示後、広告はスキップ可能となります。

Twitter タイムライン上の Amplify プレロール広告
入稿規定
項目詳細
ファイルサイズ最大1 GB
動画の長さ15秒以下(推奨)最大2分20秒
※一部広告主のみ最大10分も申請により可能(要問い合わせ)
ファイル形式MP 4/MOV
縦横比・1:1(推奨)デスクトップやモバイル端末でタイムライン
・プロフィール上で正方形にトリミングされるため
・9:16(垂直)表示は1:1と同様、タップ時に全画面表示になり、上下に黒枠が入る
サイズ・1200 × 1200(推奨)1:1の場合、最小600 × 600
・1:1以外の場合、最小640 × 360
動画ビットレート・1080pの動画で6,000k~10,000k(6,000kを推奨)
・720pの動画で5,000k~8,000k(5,000kを推奨)
フレームレート29.97FPS/30FPS(どちらかを推奨)
※推奨サイズ以上でも問題なし
※推奨サイズよりも低い場合は、アップサンプリングの使用はしない方がよい
オーディオコーディックAAC LC(ローコンプレキシティ)(推奨)
動画コーディック4:2:0の色空間に対応する、h264、ベースライン、メイン/ハイプロファイル
サムネイル画像の入稿規定
項目詳細
ファイル形式PNG/JPEG
縦横比動画と同じ比率(推奨)
サイズ5 MB(最大)640 × 360(推奨)
▼プレロール動画広告のポイントはコチラ

TwitterでAmplifyプレロールを活用する6つのベストプラクティス

Amplify スポンサーシップビデオ広告

一部の広告アカウントのみで配信可能な Amplify スポンサーシップビデオ広告は、プレロール広告と似ていますが、指定のパートナーに動画を配信できる点で異なります。

項目詳細
ファイルサイズ最大1 GB
動画の長さ6秒以内
ファイル形式MP 4/MOV
縦横比16:9/1:1
動画ビットレート・1080pの動画で6,000k~10,000k
・720pの動画で5,000k~8,000k
フレームレート29.97FPS/30FPS
オーディオコーディックAAC LC(ローコンプレキシティ)(推奨)
動画コーディック4:2:0の色空間に対応する、h264、ベースラインプロファイル

ファーストビュー

1日1社限定のファーストビューは、ユーザーが一日の中で初めてアクセスしたときに最初にみる動画広告枠です。Twitter 公式からアクセス時の最初の30秒は、もっともコンテンツの影響を受けやすいと説明しています。

ファーストビューは、プロモテキストや GIF、ビデオ、プロモライブビデオ/Periscope などの多くのフォーマットに対応しているので、それぞれの入稿規定に従って設定する必要があります。

プロモライブビデオ/Periscope 広告

プロモライブビデオでは、動画を入稿するのではなくライブ配信でユーザーへ情報を発信します。

Twitter 広告は入稿規定ではなく、推奨されている要件をまとめたので以下の表をご確認ください。

項目詳細
動画コーデックおよびビットレート・H.264 2、500kbps(推奨)
・4,000 kbps(最大)
オーディオコーデックおよびビットレート・AAC-LC・128kbps
解像度・1280 x 720
フレームレート・30fps・キーフレーム間隔
・3秒ごと(OBS)
・90フレームごと(Wirecast)
サポート対象のエンコーダーとサービス・OBS
・Wirecast
・Teradek
・Elemental
・Switchboard Live

ターゲットや目的にあわせた動画広告の配信を!

動画広告は媒体によってさまざまなメニューがあり、入稿規定も複雑です。しかし、動画自体が身近になった今、効果的な訴求方法になっています。

ユーザーにとってわかりやすく、魅力的な広告をつくるためにも基本的な仕様や入稿規定をこの記事を通して理解してもらえれば幸いです。運用者の方は日々の運用やお客様への提案などに、インハウスマーケターの方は、自社広告の運用時にご活用いただければと思います。

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記事を書いた人

大久保 翔太
大久保 翔太

マーケティング/編集長

2019年9月に編集者として入社。新卒は求人広告営業、その後は記事執筆・編集、採用を含むバックオフィス業務をやっていました。お弁当男子(おべだん)としてTikTokにてバズり中。見た目の割にトレンドには敏感。沖縄観光と都内の居酒屋に精通しているイケイケドンドン、少し心配性なオオクボです。

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