
Google 広告の P-MAX キャンペーンは、コンバージョンの獲得を目的に利用されるケースも増え、すでに運用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、 P-MAX は配信先が多岐にわたるため、「成果が出ているが、どこで出ているのかがわからない」や「パフォーマンスが落ちたが、どこから手をつければいいかわからない」といった課題に直面しがちです。CPA の高騰や成果の鈍化を感じていても、配信の中身が見えなければ改善の糸口はつかめません。
こうした課題に対して活用したいのが、P-MAX キャンペーンに導入された「チャンネルのパフォーマンス」機能です。本記事では、この機能の概要から基本的な使い方、結果の活かし方、注意点までお伝えします。
目次
P-MAX は、Google 検索や検索パートナー、マップ、Discover、YouTube、Gmail、Google ディスプレイネットワークなど、Google の配信面および提携先にまたがって配信される広告です。
▼P-MAX については以下で詳しく解説!
Google 広告のP-MAXキャンペーンとは?新機能や配信事例、成果を引き出すポイントを解説|キーマケのブログ|株式会社キーワードマーケティング
P-MAX キャンペーン(パフォーマンスマックスキャンペーン)とは、入札やターゲティング、配信先をキャンペーンの目標に合わせて自動で設定してくれるキャンペーンです。
「チャンネルのパフォーマンス」は、P-MAX の配信がチャネルごとにどのような状況になっているのかを把握できる機能です。チャネル別の配信ボリュームや費用、コンバージョンの状況などを一覧で確認できます。

チャネルごとの配信状況を確認できるため、チャネル別のデータをもとに今後 P-MAX を続けるか、調整するか、あるいは停止するかなどの検討をしやすくなります。
チャンネルのパフォーマンスでチャネル別の配信状況を把握できる点は便利ですが、P-MAX はチャネルごとの配信を直接コントロールできないキャンペーンであるという前提は押さえておきましょう。
チャンネルのパフォーマンスでは、主に次の3点を確認できます。
どのチャネルにどれくらい配信されているかなどの配信状況や、費用の割合、さらにコンバージョン関連の指標をチャネル別に確認できます。

チャンネルのパフォーマンスにアクセスしたら、まずは「どのチャネルにどれくらい配信されているのか」の全体像を掴むところから始めるとよいでしょう。
日付の範囲を設定できるため、過去と比べて配信の内訳がどう変化しているかを確認できます。

期間によって配信されるチャネルが変わっていることもあるため、日付を切り替えて結果を確認することは、チャンネルのパフォーマンスを活用するうえで有効です。
たとえば、一定期間では Discover への配信が中心だったものの、直近では YouTube への配信が多くなっているといった変化を把握するのに役立ちます。
チャネル分布の画面では、表示回数やクリック数、費用といった基本的な指標に加え、コンバージョンやコンバージョン単価など、コンバージョン目的で優先して見たい指標も、チャネルごとに確認できます。

各チャネルの数値を詳しく確認したい場合は、チャネル分布の画面を参照するとよいでしょう。
チャンネルのパフォーマンスの結果は、P-MAX 自体の評価だけでなく、他のキャンペーンの運用判断にも活用できます。ここでは、結果を活かすうえで押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
チャネル別の結果を評価する際は、配信量や費用の割合だけで判断するのではなく、コンバージョンへの貢献を軸に評価することが重要です。
たとえば YouTube への配信が多いように見えても、コンバージョンに貢献しているのであれば、配信量の多さ自体は問題ではありません。
その際にあわせて確認しておきたいのが、コンバージョン単価(CPA)です。コンバージョンが発生しているかだけでなく、その費用対効果がどうなっているかまで見ることで、チャネルごとの評価がより正確になります。CPA を含む詳細な数値は、チャネル分布の画面で把握できます。
チャネル別の配信状況を踏まえることで、検索やデマンドジェネレーションキャンペーンなど、P-MAX 以外のキャンペーンをどう扱うかを検討する材料になります。
たとえば、Discover や Gmail、YouTube 面で成果が出ている傾向が見られる場合は、デマンドジェネレーションキャンペーンの予算配分を見直したり、配信を強化することが検討できます。デマンドジェネレーションのキャンペーンを実施していない場合は、新たに配信を開始することも選択肢のひとつです。
Google 検索で成果が出ている傾向が見られる場合は、検索語句レポートを確認したうえで、検索のキャンペーンでキーワード追加や配信強化を検討することができます。
管理画面上で「チャンネルのパフォーマンス」を選択した際には、すべてのチャネルが表示されています。まずはチャネル全体での広告の配信状況を確認し、そのうえでプルダウンを切り替えることで、目的に応じた結果を見ていきましょう。

今回は4つの確認方法を紹介します。チャンネルのパフォーマンスの画面上のプルダウンを切り替えることで、目的に応じた結果を確認できるので、場面に応じて操作してみましょう。
すべてのチャネルが表示されている状態から、プルダウンを使って確認したいチャネルを選択すると、選択したチャネルの結果のみを表示できます。

結果を「コンバージョン」に切り替えることで、コンバージョンの観点から各チャネルの状況を確認できます。

デフォルトではすべての広告の結果が表示されていますが、プルダウンで「動画を使用する広告」を選択すると、「動画を使用する広告」と「動画を使用していない広告」それぞれの割合や結果を確認できます。

チャネル分布の画面で「分類」機能を使うことで、動画の使用の有無ごとの内訳や、コンバージョンごとの結果などを確認できます。

最初に紹介したように、P-MAX はチャネルごとの配信を直接コントロールできないキャンペーンです。
たとえば、YouTube への配信が多く、「配信を抑えたい」と考えても、チャネル単位で配信をコントロールする設定は用意されていません。対応策として、配信デバイスの設定でモバイルやタブレットを除外することで結果として YouTube への配信量が減る可能性はありますが、それでも厳密にコントロールできるわけではありません。
また、広告アセットから動画を外すことも検討できます。ただ、動画アセットがない場合でも AI によって動画が生成されることがあるため、YouTube への配信を確実に止められる方法ではありません。
それでも、チャネル別の配信状況を把握できることで、P-MAX を今後どのように扱うかを、得られた情報をもとに判断しやすくなります。また、P-MAX 以外の施策に活かせるデータを得られる点も、チャンネルのパフォーマンスを確認する理由の一つと言えます。
今後 P-MAX を続けるのか、設定を見直すべきか、予算配分をどう調整するかなど、P-MAX の運用で判断に迷うことがあると思います。そのようなときに、チャンネルのパフォーマンスを使ってチャネル別の配信状況を確認することで、実際の配信データをもとに考えるための材料を得ることができます。
P-MAX をブラックボックスのまま扱うのではなく、現状を把握したうえで次の一手を考えるために、チャンネルのパフォーマンスをぜひ活用してみてください。
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インハウス支援室長
全国400社以上の研究会員の運用型広告・マーケティングコンサルティングを担当。養成講座では500人以上を教育。コンサル・講師・執筆業から、広告運用代行、ホームページ制作、システム開発まで担当。自社ビジネス成長のための製品開発、販売をする実践家でもある。自他ともに認める変わり者。徳島県出身。
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