Criteo

GTMを使えば意外と簡単!Criteoのタグを設定する方法

EC サイトを運営している方であれば、広告媒体として Criteo の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。Criteo はユーザーの閲覧履歴をもとに興味を持ちそうな商品の広告(=ダイナミック広告)を配信できる広告媒体です。

商品数が多い EC サイトと相性が良く、弊社で運用した広告で他の動的リマーケティングと比較して、約8倍のコンバージョン数を獲得できた例もあります。

しかし Criteo の配信を検討するときに、大きな課題となるのが「タグ設定」ではないでしょうか。Criteo のタグは必要な情報量が多いため設定が複雑という印象を持っている方も多いと思います。

ですが、Criteo やカートシステムで用意されているテンプレートを使えば、大きな工数をかけずに設定する方法もでてきています。今回は Criteo の設定する必要のあるタグと、GTM を使った設定方法の紹介をします。

Criteo の配信をおこなうためにはタグ設定が必須

Criteo はサイト内のユーザーの動きのデータを収集し、分析することで、配信の最適化をおこなっています。この粒度が他の媒体よりも細かいため、成果が出やすいという特長があります。

最適化を正しくおこなうために、Criteo の最適化のエサとなるデータ量も多くなり、他の媒体よりも設定するタグの種類や必要な動的データが多くなっているのです。

Criteo で設定するべきタグ

Criteo ではサイト内のユーザーの動きをデータ化して、広告配信の最適化に利用します。Criteo にデータを送るために、設定するべきタグが他の媒体よりも多くなっています。

どのタグをどこに設定する必要があるのか全体像を理解したうえで、設定を進めていきましょう。

タグの名前設定箇所必須 or 任意
ローダーファイル全てのページ必須
訪問タグローダーファイル以外のタグが設定されていない全てのページ必須
商品タグ商品詳細ページ必須
コンバージョンタグ購入完了ページ必須
ホームページタグTOP ページ任意
一覧ページタグ商品一覧や検索結果ページ任意
カート追加タグ任意のページでカート追加がおこなわれたときに発火するように設定 ※任意
カート・申込みページタグカートページ任意
※カート追加タグは他のタグとは異なり、設定ページはそれぞれでカートが追加されたタイミングで発火するように設定

設定必須のタグ

Criteo ではローダーファイル、訪問タグ、商品タグ、コンバージョンタグの4つのタグを設定する必要があります。このうち1つでも設定されていなかったり、データに不備があったりすると配信が開始されないため注意が必要です。

ローダーファイル

Criteo Tag を呼び出す際に必要なタグです。ユーザーが訪問する可能性があるページ全てに挿入する必要があります。

訪問タグ

訪問タグはユーザーがサイトに訪問したということを認識するためのタグです。これから説明していく特定のページに設置するタグが入っていないページ全てに設定が必要です。

商品タグ

商品タグは商品詳細ページに設置します。ユーザーがどの商品に興味があるのかを Criteo に送る必要があるので、特有の商品 ID をタグ内に入れる必要があります。

コンバージョンタグ

コンバージョンタグは購入完了ページに設定します。ここでは購入された商品 ID や金額、購入個数、トランザクション ID(オーダー ID)もデータとして送信し、Criteo 側で受け取るようにします。Criteo では 目標 ROAS を決めて配信することが出来るので、購入額までわかるように設定する必要があります。

設定が推奨されているタグ

前述の必須で設定するタグに加えて、任意で設定可能なタグがあります。任意タグを追加した方が、最適化するためのデータをより多く Criteo 側に送信できるので、成果の良化に繋がる可能性があります。

ホームページタグ

ホームページタグは、サイトの TOP ページに設定します。

一覧ページタグ

一覧ページタグは、商品一覧ページや検索結果ページ、おすすめ商品ページなど、商品が並んでいるページに設定します。

表示されている商品の ID を最大3つ設定し、ユーザーがどの商品を一緒に検討されているかを Criteo にデータ送信することができます。

カート追加タグ

カート追加タグは、商品がカートに追加されたときに発火されるように設定します。一般的に、カートに商品を追加したユーザーは、検討段階が高く購入可能性が高いです。

カートに商品を入れたユーザーかそれ以外のユーザーかを Criteo に判断させることで、その情報を基に入札の最適化がおこなわれます。 

カート・申込みページタグ

カート・申し込みページタグは、カートページに設定します。カートページに入ったが購入を完了しなかったユーザーを見分けることができるようになり、最適化のための材料にすることができます。

Criteo のタグ設定方法と必要なもの

Criteo のタグを設定する方法は大きく分けて3つ方法があります。Criteo に登録し、管理画面にログイン後、画面の指示に沿って設定を進め、実装タイプの選択をおこないます。サイト構造や使っているカートシステム、社内体制によって最適な方法を選択しましょう。

  1. eコマースプラットフォーム(カートシステムを利用して設定)
  2. Google タグマネージャーを利用して設定
  3. 直接実装(サイトに直接設定)

Criteo のタグはただ設置すれば良いというものではなく、商品 ID などの情報を動的にタグ内に挿入する必要があります。そのため場合によっては社内エンジニアや制作会社に協力してもらいながら設定をおこなっていきましょう。

1.eコマースプラットフォーム(カートシステムを利用して設定)

もっとも簡単なのはカートシステムを利用した設定です。EC サイトではカートシステム(Shopify や Presta Shop、カラーミーなど)を利用していることが多いと思います。

Criteo ではタグ設定の際に使用しているカートシステムを選択することができます。カートシステムを利用して設定すると工数をかけず、ミスなくおこなえます。自社で使っているカートシステムを選択し、それぞれで設定を進めていきましょう。

カートシステムによっては Criteo との連携機能を有料オプションとしていることもあるので、まずは各カートシステムのヘルプを確認して進めると良いでしょう。

2.Google タグマネージャーを利用して設定

カートシステムを使用していない場合、Google Tag Manager を使って設定することもできます。その場合には「拡張 eコマース」の設定が完了しているかどうかで方法が変わってきます。

拡張 eコマースの設定が完了している場合には Criteo から専用のコンテナをダウンロードして、インポートすることで設定が可能です。その方法は後に紹介します。

拡張 eコマースを利用していない状態で Google Tag Manager を使った設定をおこなう場合には、Google Tag Manager にデータを送信するためのデータレイヤーを各ページに設定する必要があります。

Google Tag Manager だけでは完結しないため、必要なデータをまとめたうえで、社内エンジニアや制作会社に相談しましょう。

3.直接実装(サイトに直接設定)

カートシステムと Google Tag Manager を使用せずに Criteo のタグを設定することもできます。上記2つと異なり一括での設定ができないため、最も工数のかかる方法です。

サイトに直接設定する場合には各タグを任意のページの <head> 内に設置をしていく必要があります。Criteo 内に設定するべきタグとそれぞれで挿入する必要がある動的なデータがまとまっているので、それを参考に設定しましょう。

またページの更新をおこなう必要があるので、社内エンジニアや制作会社に相談しながら進めていく必要があります。

Google Tag Manager を利用して設定する例

ここでは一例として、お客様が購入した商品の情報や売上などをショッピングカートから GA に送信できる設定(拡張 eコマース設定)が完了しているサイトで Google Tag Manager を使用して設定をする方法を紹介します。

まずは Criteo の実装タイプで「Google タグマネージャー」、GTM メソッドで「Google 拡張データレイヤーがあります」を選択します。

ここからはインストール手順に沿って設定をおこなっていきます。まずは Criteo の拡張 eコマース用のコンテナをダウンロードします。

「GTM Container Enhanced Ecommerce – SHA .json」というファイルがダウンロードできたら GoogleTag Manager を開きます。Google Tag Manager で管理からコンテナ、コンテナをインポートを開きます。

Google Tag Manager > 管理 > コンテナ > コンテナをインポート

コンテナファイルを選択で先ほどダウンロードした JSON ファイルを選択します。Criteo 作業用にワークスペースを用意したい場合にはワークスペースを選択で「新規」を選び、任意の名前をつけてください。

ワークスペースは「Default Workspace」でも問題ないですが、別の方が作業する可能性がある場合や Criteo とは別の作業をおこなう可能性がある場合には、ワークスペースを作っておいたほうが安心です。インポートオプションでは必ず「統合」を選択しましょう。

全ての設定をおこなうと以下のようなプレビューが出てきますので、確認をクリックします。

ここまで完了すると Google Tag Manager に Criteo のタグが追加されます。

プレビューで必要な情報が取得できていることを確認し、問題なければ公開をして完了です。正しい情報が取得できていて、修正の必要がなければ10分程度で完了できます。

正しく実装できているか確認しよう

設定が完了したら Criteo 管理画面から正確に ID 取得できているか確認しましょう。一定数イベントデータが溜まるとステータスを確認できるようになります。ここでエラーが出ていなければ完了です。

Criteo管理画面 > アセット > タグ/イベント

また Criteo の仕様上、商品詳細ページで発火したイベントの商品 ID とフィード内の商品 ID の一致率が60%を切ると、最適化のためのデータを溜めることができないので、配信開始することができません。

他のページについては一致率が低くても、タグが正確に入っていれば配信開始できるので、商品詳細ページでミスがないようしっかりと設定していきましょう。

手順に沿って Criteo のタグ設定をしよう!

必要なタグの種類が多く、また動的に設定する必要があるデータも多いため、Criteo のタグ設定は面倒、大変という印象を持っている方もいるのだと思います。

ただ用意されているテンプレートや、GTM を用いて正しく利用すれば、数十分程度で完了させることも可能です。タグ設定が課題で Criteo の導入を諦めていた方は、再度検討してみても良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

林 ひかり

林 ひかり

広告運用 コンサルタント

2020年1月に広告運用コンサルタントとして入社。新卒で入社した不動産会社向けシステム会社で、気づいたらマーケティング担当になっていて、サイト運営や広告運用などいろいろ携わった元”なんでも屋のぼっちマーケター” 広告運用以外だとGoogleAnalyticsとZapierが好き。鈴木愛理とハロプロに支えられ、毎日楽しく広告運用してます。

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