
Google 広告や Meta 広告で「費用は増えているのに CPA が悪化してきた・・・」と頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。
特にリマケの拡大に行き詰まり、次の一手として Criteo(クリテオ)の名前は浮かぶものの、Google の動的リマーケティングとの違いがわからないことで、導入を迷う方は少なくありません。
この記事では、Criteo の基本的な情報や他媒体との違い、向いている商材と向いていない商材、広告配信の始め方などを紹介します。
あかね
記事後半の「Criteo の管理画面で選べる2つのキャンペーン」では、注目の自動化メニュー・GO キャンペーンについても事例付きで紹介します!
目次
Criteo とは、ユーザーの閲覧履歴に合わせて最適な広告を自動生成して配信する、動的(ダイナミック)ディスプレイ広告です。
広告は以下のような形式で表示されます。1度は見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

あかね
なお、この記事における「動的(ダイナミック)ディスプレイ広告」は、商品フィードを利用してユーザーの閲覧履歴や興味関心に合わせた商品を表示する広告を指して使います。
Criteo では商品フィードと媒体で独自に収集した購買データを活用して、動的リマーケティング(動的ディスプレイ広告を使ったリマーケティング)ができるのが特徴です。
Criteo で使えるターゲティングは以下の通りです。
| 名称 | 機能 |
|---|---|
| Consideration | 興味関心を分析して見込み客に配信 |
| Criteo Dynamic Retargeting | サイト訪問履歴があるユーザーをリマーケティング |
| Criteo Customer Acquisition | コンバージョンユーザーの類似ユーザーに配信 |
| Audience Match | 既存顧客、休眠顧客に配信 |
サイトに来たことがあるユーザーはもちろん、まだ接触したことがない新規ユーザーにリーチできるターゲティング方法もあります。
Criteo ではユーザーが自社サイトを訪れた際、サイト内に設置した「Criteo タグ」を通じて、ユーザーがどの商品に、どれくらい興味を持っているかを細かく計測します。
Criteo で現在使えるタグは以下の通りです。これらの中から目標に合ったタグをサイトに追加していく形になります。
| 名称 | 機能 |
|---|---|
| ローダースクリプト | Criteo Tag の他のすべてのイベントを有効にするために必要な基本スクリプト |
| 訪問タグ | ユーザーのサイト訪問や直帰率を計測するために必要なタグ |
| 商品タグ | ユーザーが閲覧した商品に関するシグナルを Criteo のアルゴリズムに送るタグ |
| コンバージョンタグ | サイト上で発生した購入などのコンバージョンを記録するタグ |
| ホームページタグ | ウェブサイトのトップページに設置するためのタグ |
| カテゴリー/キーワード検索/一覧ページタグ | Web サイトの複数の商品が推奨されているページに設定するタグ |
| 旅行検索タグ | 旅行予約をする顧客を対象とした専用のタグ |
| カート追加タグ | 任意のページでカート追加が発生したときに発火させるタグ。 カート放棄したユーザーを対象に配信できる |
| バスケット/カートタグ | カートページ自体にアクセスした際に発火させるタグ |
| リードタグ | アカウント登録やフォーム送信といった「リードアクション」の完了を記録するためのタグ |
加えて、Criteo 側で独自に収集した、世界中の7億を超える購買ユーザーから得られたデータ(購買シグナル)も参照します。世界中の提携サイトから蓄積された膨大な購買シグナルが、リアルタイムで AI の学習に活かされているのです。
あかね
膨大なデータを用いてリマーケティングすることで、ユーザーがサイトを離脱したあと、別の Web サイトやアプリを見ているタイミングで「その人が今、最も購入する可能性が高い商品」をバナー広告として表示させられます。
Criteo を運用するメリットは、以下の4つに分けられます。
このセクションでは、それぞれの強みについてまとめていきます。
ユーザーの興味関心や行動履歴をもとに購買意欲の高いユーザーへピンポイントでアプローチするため、高いコンバージョン率を期待できます。
これは「予測入札」と「商品レコメンド」、「ダイナミック・クリエイティブ・オプティマゼーション+」の3つの構成要素(システム)による自動最適化が働いているためです。
| 構成要素(システム)名 | 機能 |
|---|---|
| 予測入札 | いくらで入札するべきかを判断する。 Criteo が取得したビッグデータから得られた情報を元に、各ユーザーのコンバージョン確度を判断して金額を決定。 |
| 商品レコメンド | どの商品を広告上に表示するべきかを判断する。 閲覧した商品だけでなく、「閲覧していないけど興味を持ちそうな商品」も候補に入れている。 |
| ダイナミック・クリエイティブ・オプティマゼーション+ (DCO+) | どのような見た目のバナーにするべきかを判断する。 バナーの各要素(タイトル、価格、アクションボタンなど)の最適化も可能。 |
Criteo ではデータフィード(自社の商品データ)を元に、ユーザーごとに最適な商品の組み合わせ、レイアウトなどをシステムがリアルタイムで自動生成してくれます。
バナー画像を何枚も入稿・テストする手間を削減できるのは、リソースの限られた運用者にとっても大きなメリットになります。
Criteo は実質的に日本のインターネットユーザーのほぼすべてにリーチできるほどの配信面を保有しています。Yahoo! JAPAN の主要な広告枠をはじめ、国内外の主要なニュースサイト、各種アプリ、アドネットワークなど、配信面の種類もさまざまです。
Criteo 公式サイトの「提携業者」ページを見ると、約70件以上のプラットフォームと提携していることがわかります。

直近では、Criteo のアップデートを経て ChatGPT 内での広告配信(ChatGPT Ads) にも国内で対応できるようになりました。
なお、管理画面上で特別な操作・設定をする必要はなく、ダイナミック広告を選択しており、かつ審査を通過すれば ChatGPT 上に自動で広告を配信できます。
あかね
検索広告や主要 SNS だけでは接触できない、購買意欲の高いユーザー層や情報収集フェーズのユーザーへいち早くアプローチできるのが大きな強みです!
管理画面上に表示される最適化エンジンは、目標や商材に合わせて、以下の9種類の中から1つ選ぶことができます。
▼手動エンジン(全4種)
| 名称 | 目標 |
|---|---|
| CO エンジン | コンバージョン率(CVR)の最適化 |
| RO エンジン | 広告費用対効果(ROAS)の最適化 |
| VISITO エンジン | ランディングページへの遷移率の最適化 |
| VAWARE エンジン | 動画の視聴完了率の最適化 |
▼自動エンジン(全5種)
| 名称 | 目標 |
|---|---|
| ACO エンジン | 目標 CPO(注文獲得単価)に向かって自動で最適化する |
| ARO エンジン | 目標 ROAS(広告費用対効果)に向かって自動で最適化する |
| BCO エンジン | 予算をもとにした CVR 最適化する |
| BRO エンジン | 予算をもとにした ROAS 最適化 |
| BVO エンジン | 予算をもとにしたランディングページ遷移率の最大化 |
なお、最適化エンジンにはそれぞれ適用条件があります。このエンジンを使いたいと思うエンジンがある場合は、媒体担当者にメールで問い合わせることをおすすめします。
担当者の方によっては「わざわざ Criteo を別で導入する意味はあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際に導入を検討するうえで特に重要となる「広告配信に使われるデータの種類」と「運用の自由度」、「設定の難易度」の3つの軸でそれぞれの違いを整理しました。
以下は、Criteo と Google、Meta で広告配信に使われるデータの種類を一覧でまとめたものです。
| 媒体名 | リマーケティングに使われるデータ |
|---|---|
| Criteo |
|
| 自社サイトに設置したタグで計測した情報 | |
| Meta |
|
Criteo は、世界中の提携サイトから独自に収集・蓄積した購買データを動的リマーケティングに活用しています。このデータ量の多さがあるからこそ、多くの企業が Criteo を導入しているのです。
Criteo は、運用者側での設定の負担が他の媒体よりも多い傾向にあります。特に、設定するタグの数の多さと複雑さが負担を大きくしているといえます。
Criteo のタグは、全ページに同じものを1枚貼ればいいというわけではありません。トップページや製品一覧ページなど、ページごとにタグを設置したうえで、各タグに商品の ID や個数、価格などを動的に反映させる必要があります。
あかね
Google や Meta に比べて、Criteo はタグ回りの設定の難易度が高い傾向にあります!
精度の高い配信に役立っているとはいえ、タグやデータフィードに慣れていないと難しく感じるかもしれません。
加えて、Criteo では詳細な仕様に沿ったデータフィードの構築も必要です。こうした点からも、Google や Meta の運用よりも難易度は高いといえます。
設定時の負担の大きさと異なり、Criteo は運用の負担が軽い傾向にあります。
これは、Google や Meta と異なり機械学習の自動最適化に任せる領域が広いためです。機械学習による自動化パッケージ「GO キャンペーン」も運用の負担軽減に一役買っています。

ただし、運用を機械学習の自動最適化にお任せするため、運用の自由度が低いのも事実です。
Google や Meta であれば、管理画面から「このオーディエンスを強めよう」や「このバナーを固定しよう」といった手動の微調整が効きますが、Criteo は入札もクリエイティブも媒体に委ねる形になります。
Criteo は商品の多い大手 EC サイト向けというイメージが強いため、「自社は EC ではないから合わないのではないか」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし以下の2つの要素を満たす商材であれば、非 EC のサービス商材であっても配信が可能となります。
これらを具体的な商材例に落とし込むと、以下の表のようになります。
| 商材 | Criteo での配信に適している理由 |
|---|---|
| EC サイト | カゴ落ちした商品や閲覧した類似商品を配信し、購入を後押しできる |
| 不動産・住宅情報サイト | ユーザーが複数の物件ページを閲覧して比較検討するため、資料請求や内見予約に繋がりやすい |
| 転職・求人サイト | ユーザーが過去に見た求人に類似した募集案件をリアルタイムでバナーに自動表示させることで、高い応募率を獲得 |
| 旅行・ホテル予約サイト | 目的地や日程、予算によってプランが無数にあるため、ユーザーに適した提案を配信できる |
あかね
EC サイト以外にも不動産・住宅情報サイトや旅行・ホテル予約サイトなどさまざまな商材に適用されるのがわかりますね。
Criteo は、ユーザーが比較検討するほどの選択肢(URL)がサイト内にない商品・サービスには向いていない傾向にあります。
具体的な商材の特徴は以下の表のとおりです。それぞれ広告配信に向いている媒体とセットで記載しているので、自社が当てはまるかどうかをチェックしてみてください。
| 商材の特徴 | 向いていない理由 |
|---|---|
| 単一商品のみを取り扱っている | Criteo 最大の強みである「ユーザー別の最適な商品の出し分け」が活用できない |
| 検討期間が極端に短い | サイト離脱ユーザーが発生しないと、リマーケティングで配信する必要性が薄い |
| 美容室、整体など「店舗型ビジネス」 | 特定の地域だけに展開する店舗だと配信エリアが狭く、ターゲットユーザー数が不足する |
あかね
なお、
・単一商品のみを取り扱っている場合は Meta 広告
・検討期間が極端に短い場合は Google 広告(検索、ショッピング)
・店舗型ビジネスの場合は Google 検索広告または Meta 広告
が向いている傾向にあります!
ここでは、実際にキーワードマーケティングで Criteo 広告を配信した際の事例を2つ紹介します。
まずは ToC 向け EC サイトの商材で、Criteo の広告を配信した事例です。Google と Criteo の2媒体で、1ヶ月配信した成果をまとめました。
| 媒体名 | クリック率 | クリック単価 | コンバージョン率 | コンバージョン単価 |
|---|---|---|---|---|
| 3.20% | ¥20 | 0.40% | ¥5,570 | |
| Criteo | 0.80% | ¥20 | 1.00% | ¥2,300 |
クリック単価はどちらの媒体でも同じ結果となりましたが、コンバージョン率は Criteo が Google の2倍以上となりました。コンバージョン単価も Google の40%に抑えられています。
ユーザーの閲覧履歴に基づいた配信で購入意欲の高いユーザーを逃さず配信ができている証拠といえますね。
次に紹介するのは、ToC 向け住宅相談サイトの事例です。こちらも Google と Criteo の2媒体で、1ヶ月配信した成果をまとめました。
| 媒体名 | クリック率 | クリック単価 | コンバージョン率 | コンバージョン単価 |
|---|---|---|---|---|
| 0.50% | ¥120 | 4.30% | ¥2,770 | |
| Criteo | 0.70% | ¥20 | 0.80% | ¥3,050 |
この事例では、クリック率とクリック単価が Google の成果を上回る結果となりました。クリック率は Google の1.4倍に向上しており、クリック単価は6分の1に抑えられています。
半面、事例1のようなコンバージョン率とコンバージョン単価での良化は見られませんでした。商材によって、Criteo の持つ強みがどのように活きるか変わる貴重な例といえそうです。
Criteo の管理画面でキャンペーンを作成する際、運用者は目的に応じて「GO キャンペーン」か「カスタム キャンペーン」のいずれかを選択して配信をスタートします。

GO キャンペーンは近年の Criteo 運用の主軸となる、機械学習による自動化パッケージです。
複雑なターゲティング設計を AI に任せて、目標と予算の設定、広告に使う画像や動画などの設定、最終チェックの3ステップで簡単に配信を開始できます。

GO キャンペーンでは、事前に用意された 3つの目標から選択して配信を最適化していきます。
自社サイト未訪問の潜在顧客へ広くアプローチするメニューです。AI が、既存の訪問者と類似行動をとっているユーザーを識別し、サイトへの流入を促します。
サイト未購入のユーザーのうち、他社サイトの閲覧履歴などから購入意欲の高いユーザーへアプローチするメニューです。ターゲティングするユーザーは、ランディングページと同じ国に居住する潜在顧客から選ばれます。
既存のサイト訪問者や過去の顧客など、接点のあるユーザーに再度アプローチし、リピート購入を促すメニューです。従来型の「リターゲティング」と同じものになります。
カスタム キャンペーンは、オーディエンスの掛け合わせや入札戦略などを運用者側でコントロールしたい場合に選択するメニューです。

配信メニューは新規顧客獲得を目的とした「アクイジション」と、既存顧客の再アプローチに特化した「リテンション」から選べます。
新規顧客獲得に特化したメニューです。
自社サイトにまだ訪問したことがない潜在顧客や、サイトに来たことはあるけれどまだ購入・申し込みに至っていない「未コンバージョンユーザー」をターゲットにできます。
既存顧客の再アプローチに特化したメニューです。
すでに自社サイトで商品を購入したことがある既存顧客や、過去の訪問者に対して再度アプローチできます。
Criteo には手動で細かく調整できるカスタムキャンペーンもありますが、現在の運用においては GO キャンペーンを優先して配信することがおすすめです。
媒体の機械学習の精度が高くなっているため、手動で細かく制限をかけるよりも、GO キャンペーンでAI に自動最適化させた方が成果に繋がりやすいケースが多いです。

以下は ToC 向けの EC サイト商材で、Criteo のカスタムキャンペーンの成果数値と GO キャンペーンのパフォーマンスを比較したものです。
GO キャンペーンでは「コンバージョンの最大化」、カスタムキャンペーンでは「既存顧客の再アプローチ」を選択しました。
| 項目 | GO キャンペーン | カスタムキャンペーン |
|---|---|---|
| クリック単価 | 20円 | 25円 |
| コンバージョン率 | 0.4% | 0.2% |
| コンバージョン単価 | 5,300円 | 13,000円 |
カスタムキャンペーンでの配信に比べ、コンバージョン率は約2.1倍に上がりました。購入する可能性が高いユーザーへピンポイントで AI が入札を最適化する GO キャンペーンならではの強みが数字に表れています。
クリック単価も20%削減でき、最終的なコンバージョン単価を約4割に抑えることにも成功しました。
あかね
まずは「GO キャンペーン」で配信をスタートしてみて、運用していく中で「どうしても特定の配信面を除外したい」という要件が出てきた際に、カスタムキャンペーンへの切り替えを検討するのがオススメです。
Criteo には以下の2つの出稿条件があります。
これから出稿する方は、これらの条件を満たしているか、あらかじめ確認しておきましょう!
Criteo はユーザーの行動データを AI が学習して配信するため、サイトのアクセス数(ユニークユーザー数)があまりにも少ないと、機械学習が回らずに広告がほとんど配信されません。
具体的な目安として、月間ユニークユーザー数が4万以上あるサイトでないと、十分な効果を発揮しにくい(または出稿の審査が通らない)ケースがあります。

ただし、ユニークユーザー数は季節変動などを考慮していません。そのため、一時的にユニークユーザー数が増えているタイミングで事前掲載可否審査を依頼することも可能です。
Criteo の最低出稿金額は50万円となっています。自社で実際に使える予算額を加味して、十分な予算を確保したうえで、Criteo の導入を考えましょう。
ただし、配信開始から1か月間で50万円分広告を配信しきる必要はありません。数か月かけて50万円分の広告を配信する形でも、問題はないとされています。
Criteo を開始するまでの具体的な流れは、以下の5ステップです。
あかね
Criteo は仕様の確認などで媒体側とのやり取りが何度も発生するうえに、タグの実装自体も複雑です!
他の媒体と比べて配信までにかなり時間がかかるため、準備期間は3か月ほどを見積もっておきましょう。
Criteo で広告を出稿する際、発注前に必ず掲載可否確認の依頼が必要です。
掲載可否確認の依頼をするには、まず Criteo の問い合わせ窓口にアクセスしましょう。以下のようなページが表示されたら、サイト URL やユニークユーザー数などの情報を、指示に従って記入します。

すべて記入したらフォームを送信して審査結果を待ちましょう。Criteo から掲載 OK のお返事がきたら、共有された申込情報・事前ヒアリングシートを記入して発注します。
Criteo を配信する前に「データフィード」と呼ばれる商品一覧ファイルで商品情報をまとめ、アップロードする必要があります。

データフィードは EC 業種用と EC 以外の業種用のテンプレートに分かれています。入力必須の項目は商品 ID、商品名、画像 URL などデータフィードとしては一般的なものがほとんどです。
アップロード先のサーバーは自社サーバーか Criteo サーバーかを選べます。データフィードで入力された情報をもとに広告が生成されるため、正確に内容を入力しましょう。
Criteo を配信するには、ユーザーの行動を追うための計測タグを設置する必要があります。
ただし、一般的な媒体のように全ページに同じタグを1枚貼ればいいというわけではありません。トップページ、商品ページ、カートページなど、サイトの階層ごとにそれぞれ別のタグを設置する必要があります。

タグを実装する際に便利なのがカートシステムを利用した設定です。またサイトの設定によっては、Google タグマネージャー(GTM)を使った実装方法もあります。
GTM を使ったタグの実装方法については、以下の記事をご覧ください。
GTMを使えば意外と簡単!Criteoのタグを設定する方法|キーマケのブログ|株式会社キーワードマーケティング
GTMを使ってCriteoのタグを設定する方法をキャプチャを用いて解説します。タグ設定が多く煩雑な印象があるCriteoですが、手順に沿っておこなえば簡単に設定できます。
管理画面からロゴ画像を入稿する際は、入稿規定に沿ったものが必要です。入稿できるファイル形式は以下の表の通りなので、アップロード時の参考にしてください。
| 項目 | 規定 |
|---|---|
| 形式 | JPG/PNG |
| 容量 | 5MB |
| サイズ | 縦横800から1200px 以内(600から1200px を推奨) |
ここまで完了したら、Criteo の担当者にメールでプレローンチを依頼します。
プレローンチチェックでフィード・タグ・バナー、その他一致率など設定に問題がないことが確認されたら、配信開始希望日に配信が開始されます。
「思ったようにコンバージョンが出ない」「CPA が高騰してきた」など、成果が悪化した際は、以下の4つのポイントを上から順番に見直していきましょう。
Criteo で成果が上がらない場合、真っ先に確認したいのが、データフィードの情報とタグが取得するデータが一致しているかどうかです。
特にタグが送ってくる商品 ID と、フィードに登録されている商品 ID は念入りに確認しましょう。この2つがズレていると、AI が同一の商品だと認識できません。
あかね
タグとフィードの情報が一致していないと AI が学習を進められず、最悪の場合は広告が配信されなくなる可能性があります!
データが正しく連携されているかは、管理画面内の「アセット」内「タグ/イベント」箇所の「ステータス」から確認できます。

ステータスは「問題」と「最適化」、「問題なし」の3つです。ステータスが「問題」になっているものは修正が必要になるため、すぐに対応しましょう。

具体的な修正箇所や一致率などを知りたい場合は、確認したいイベントの行の右端にある目の形のマークをクリックすれば OK です。

データ連携に問題がないのに成果が悪い場合は、AI に渡している商品情報が少ない可能性があります。
データフィードの必須項目以外に「size」や「color」などの任意項目を設定し、入力できる情報はすべて入力するようにしましょう。

また、データフィードの情報を常に最新にしておくことも重要です。
たとえば在庫情報が最新でないと、在庫がない商品のページにユーザーを誘導してしまうこともあります。新しい商品がフィードに反映されていないと、せっかくの新商品をユーザーにアピールできません。
データフィードの情報の古さが、コンバージョン率の低下につながります。なるべく最新の状態に保つようにしましょう。
あかね
商品点数が膨大で手動での更新が難しい場合は、フィード管理ツールを利用して自動化するのがおすすめです!
Criteo では、バナー内に「〇〇% OFF」といった割引率を表示するバッジや、商品評価を表示するバッジなどさまざまなオプションが用意されています。

ユーザーに対して商品を買うべき理由を訴求できるため、クリック率やコンバージョン率を改善する施策として有効です。設定できるオプションの名称と詳細は以下にまとめているので、どの機能が向いていそうか考えてみてくださいね。
| オプション名称 | 詳細 |
|---|---|
| ディスカウントバッジ | 割引率を表示できる |
| スターレイティングバッジ | 商品評価を5つの星マークで表示できる。 星以外のデザインパターンも選択可能 |
| エクストラバッジ | 画像素材を入稿することで、バッジとして表示できる |
| クーポン | ロゴエリアもしくはバナーサイズ全面に、任意の画像をローテーションで表示できる |
Criteo の成果を最大化するためには、最適化エンジンに十分なデータ量と学習期間を与える必要があります。特に注意したいのが、配信後最初の1週間です。
少なくとも最初の1週間は変更を加えず、その後の調整も週に1回程度にし、1回の調整は±20%の範囲内に収めましょう。
配信から1週間はデータ収集期間なので、パフォーマンスが悪くなることが多いですが、そこから徐々に目標数値に近づいていきます。その期間中に頻繁に入札価格や目標数値の変更をしてしまうと、データ収集の邪魔になってしまいます。

また、最適化エンジンは過去2週間から4週間ほどの学習データで動いています。そのため、配信を停止するとその期間だけデータが少ない状態での配信となり、パフォーマンスが低下してしまいます。
あかね
月末に予算が足りなくなり、月後半の数日から十数日は配信を停止する・・・といった配信を繰り返してしまうと、常に学習データが足りない状態になります。
これでは、いつまでたっても最適化された状態での配信ができません!
Criteo を使う際には十分な予算を確保して、継続的な配信ができるように準備しましょう。
Criteo は導入のハードルこそ高いものの、一度正しく配信を開始すれば、日々の手動調整の手間をかけずに大きな成果を獲得し続けられる非常に優れた媒体です。
今回はコンバージョン最大化を狙う GO キャンペーンなどのリマーケティング機能を中心に解説しましたが、今の Criteo はそれだけに留まりません。直近では OpenAI との連携により、国内でも ChatGPT への広告配信が可能になるなど、最先端の AI 領域まで網羅し始めています。
自社のマーケティングを一段上に引き上げる媒体として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
広告運用 コンサルタント
2024年入社。埼玉県出身。大学時代は、経営を学び、主に市場分析と企業価値について研究。特技は早歩きで、キーワードマーケティング内で1番歩くのが早いと思っている。白黒の服が好きで、よく着ている。趣味は、アニメ・漫画をみること、イベントにいくこと。特に推しの声優のトークショーやゲームのリアルイベントに月2回以上は行っている。
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