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Yahoo!ディスプレイ広告の行動履歴を利用するターゲティングで指定範囲を超えてコンバージョンに至る可能性の高いユーザーに配信できる「スマートターゲティング」が登場!

OTA

広告運用 コンサルタント

OTA

2024.01.26

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2023年8月9日(水)、Yahoo!ディスプレイ広告でスマートターゲティング(ベータ版)がリリースされました。

スマートターゲティングが導入されたことにより、コンバージョンが獲得できる見込みがあればターゲティングの対象が自動で拡張されるようになったため、広告効果の改善や拡大が期待できます。

この記事ではスマートターゲティングの登場によってできるようになったことや、利用時に押さえたいポイント、似た機能である類似ターゲティングとの違いについても解説します。

行動履歴を利用して、コンバージョンに至る可能性の高いユーザーに向けて配信を拡張する「スマートターゲティング(ベータ版)」が登場

スマートターゲティングはコンバージョンユーザーや設定している広告の情報を元に、ターゲティングを自動で拡張し、最適化する機能です。新規でターゲティングを追加することなくコンバージョン獲得の見込みがあるユーザーだけに機能するため、広告効果の改善や拡大が期待できると注目を集めています。

スマートターゲティングが適用されるターゲティングは、オーディエンスリストターゲティング、サーチキーワードターゲティング、オーディエンスカテゴリーターゲティングの3種類で、いずれもユーザーの行動履歴を利用したものです。

スマートターゲティングを設定したときの配信イメージは、どのターゲティングの行動履歴を利用したかによって異なります。以下は、ターゲティングをウェブサイト訪問ユーザーかつ30代男性に設定した状態で、スマートターゲティングを利用した場合と利用していない場合の配信イメージを比較したものです。

画像引用元:スマートターゲティング(β版)|Yahoo!広告ヘルプ

スマートターゲティングを利用していない場合は、ウェブサイト訪問ユーザーかつ30代男性に当てはまるユーザーのみに配信されています。一方でスマートターゲティングを利用した場合は、ウェブサイトを訪問したユーザーに限らず、30代男性の中でコンバージョンに至る可能性の高いユーザーにもターゲティング範囲を拡張して、広告が配信されていることが分かります。

スマートターゲティング利用時におさえたいポイント

スマートターゲティングの使用に際して注意するべきポイントは2つあります。設定や使用の際に困らないよう、内容を確認しておきましょう。

1. スマートターゲティングの推奨条件

スマートターゲティングは、使用にあたって「対象となるキャンペーンで過去7日間に20件以上のコンバージョン数があること」という推奨条件があります。

推奨条件を満たさない場合、配信先が拡張され配信量が増加したとしても、コンバージョンが伸び悩む危険性もあるので注意しましょう。

2. スマートターゲティングが作用するまでに必要な学習期間

スマートターゲティングは作動するまでに2週間の学習期間が発生します。そのため、学習期間中にターゲティング設定を変更すると、学習のやり直しが発生する恐れがあります。

また、学習のステータス(学習中・学習完了など)は管理画面上で確認することができません。広告の修正やキーワードの追加のような即効性はないので、施策の一つとして設定する場合は、目標達成から逆算して設定しましょう。

類似ユーザー機能との違い

スマートターゲティングと似た機能に、ディスプレイ広告のみで使用できる「類似ユーザー」があります。どちらも自動的にユーザーを抽出する機能ではありますが、異なる点が3つあります。

1つ目は、スマートターゲティングではオーディエンスリストの指定や類似度の調整ができない点です。スマートターゲティングは、コンバージョンに至る可能性が高いユーザーへの配信拡張を目的とした機能なので、類似ユーザーのように配信の指定や類似度を細かく調整することはできません。

2つ目は、配信対象を抽出する際に参照するデータが異なる点です。類似ユーザーがオーディエンスリストのユーザーの行動履歴を参照するのに対し、スマートターゲティングではコンバージョンのデータに加え、広告の設定情報も参照されます。

3つ目は利用時の推奨条件に違いがある点です。類似ユーザーは、参照するオーディエンスリストの過去28日間のユーザーサイズが100以上あれば利用できます。一方、スマートターゲティングは、対象となるキャンペーンで過去7日間に20件以上のコンバージョン数があれば利用できます。

このように比較してみると、スマートターゲティングがコンバージョンの獲得に特化していることが分かるかと思います。類似ユーザーとの違いを押さえたうえで、どちらのターゲティングを使うか判断しましょう。

「スマートターゲティング」の設定方法

ここからは、スマートターゲティングの設定方法について、実際の管理画面の画像を用いて紹介します。

Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面左側にあるツールバーから「キャンペーン」を選択し、表示されるキャンペーン名から、スマートターゲティングを設定したい広告グループを含むキャンペーンを選択します。

広告管理画面 > キャンペーン一覧

キャンペーン名をクリックすると、以下のようにキャンペーン内に含まれる広告グループが表示されるので、スマートターゲティングを設定したい広告グループを選択しましょう。

広告管理画面 > キャンペーン一覧 > 広告グループ一覧

広告グループを選択すると以下のような画面に遷移し、画面左側に「広告グループ設定」のメニューが表示されるので、クリックします。

広告管理画面 > キャンペーン一覧 > 広告グループ一覧 > メニューバー

「広告グループ設定」の画面に遷移すると以下のような画面が表示されるので、「編集」をクリックしましょう。

広告管理画面 > キャンペーン一覧 > 広告グループ一覧 > メニューバー > 広告グループ設定

「編集」をクリックすると以下のような画面に遷移するので、「スマートターゲティング」の項目の「利用する」を選択します。画面下の「保存」を押せば設定は完了です。

広告管理画面 > キャンペーン一覧 > 広告グループ一覧 > 広告グループ設定 > 「編集」クリック後

スマートターゲティングを活用しよう!

スマートターゲティングの登場により、指定したターゲティングの範囲を保ちながら、コンバージョンする見込みのあるユーザーにも広告を配信できるようになりました。スマートターゲティングを活用する際には、必要項目にチェックを入れるだけなので簡単に設定できます。

学習期間が発生する点や使用にあたっての推奨条件を満たさないといけない点など、利用の際は注意すべきことも多いですが、コンバージョン獲得を目的としている場合は心強い機能であるといえます。思いも寄らないユーザーからのコンバージョン獲得も考えられるので、コンバージョン獲得の施策に迷っている場合は利用してみましょう。

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記事を書いた人

OTA
OTA

広告運用 コンサルタント

入社は2022年5月。前職では士業の経営コンサルティングに従事し、広告やマーケティングについて学ぶ。 目標を達成するための効果的なターゲティングを行うことが得意。綺麗な川が流れる川の近くでするBBQが好き。

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