Twitter広告とは、Twitter のタイムラインや検索結果に出すことができる広告です。広告メニューはプロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンドの3種類がありそれぞれユーザーへの見え方や表示される場所が異なります。
Twitter の日本での月間利用者数は、2017年10月27日の時点で4,500万人。2018年以降は公式発表はありません。
世界での月間アクティブユーザーは2019年1Q時点で3.3億人、その内6,800万人が Twitterの本社のあるアメリカです。日本の月間利用者数はこれと比較してもそれなりに多く、いかに日本での Twitter の利用者が多いかがわかります。
参考:@TwitterIR|Q1 2019 Earnings Report
また、Twitter の新機能テストでもアメリカと日本が先行して行われるなど、アメリカ Twitter 社における、日本の Twitter 社への期待も高いことから、今後も広告を含む改善が積極的におこなわれるだろうと予測することができます。
参考:Twitter公式ブログ|会話をもっと管理しやすく:日本・米国・カナダでのテストを経て全世界で公開へ
Twitter 広告は他の SNS に比べ、二次拡散性が高いと言えます。リツイートと呼ばれる他のアカウントのツイートを共有する機能を使うことで、自分のことをフォローしている人に、自分が共有したいツイートを流すことができます。
このリツイートにコメントをつけて共有することができる引用リツイートも二次拡散を高めている要因でもあります。
また2017年頃から実装された、自分がいいねを押したツイートがフォロワーのタイムライン上に共有される仕様も二次拡散を促しています。
二次拡散されたツイートは、広告費をかけずに他の多くの人に見てもらえるので、Twitter 広告を出稿する際は、いいねが押されたり、共有されるような(リツイートされるような)クリエイティブを意識すると良いでしょう。
ここで二次拡散が多く起こり、SNS で話題になったサントリーホールディングス株式会社がおこなったキャンペーン「#スイッチしよう」を紹介いたします。
「天然水スパークリングを飲んで気持ちをポジティブにスイッチさせよう」というブランドメッセージと商品の PR を兼ねて、アーティストの生き方や考え方を紹介するキャンペーンをおこないました。
このキャンペーンでは「#スイッチしよう」というハッシュタグでツイートを募りましたが、実は広告を回す前から話題になり、広告を回してからもハッシュタグをつけた投稿が多く集まりました。
広告出稿後は Twitter のトレンドで2位、8位、15位に同商品に関連するハッシュタグがランクインするなど一気に Twitter 内で注目されるようになりました。
そのときにユーザーが投稿したツイートの中には、サントリーへの称賛の声が多く共感や共有したいという想いを多く集めたキャンペーンになりました。
Twitter の広告メニューは3つあります。それぞれ特徴があり、広告の目的によって使い分けをします。以下の3つがあるので、それぞれ実際に表示される形式や場所を含めて説明していきます。
プロモツイートは主にタイムラインに表示される Twitter 広告で、フォロワー外を含めた投稿の閲覧数(リーチ)を伸ばしたり、コンバージョンを増加させたり、投稿に対するクリックやいいね、リツイートなどの反応数(エンゲージメント)を増やす目的でおこないます。
全てのツイートに「プロモーション」というタグがつきますが、それ以外は一般ユーザーのツイートと同じ体裁になっています。
通常のツイートと同様にリプライ(返信)やいいね、リツイートをすることができます。
タイムライン以外にも表示される箇所があり、タイムライン以外は以下の場所に表示されます。
ユーザーに対して、プロモツイートが表示される回数は1日1回で、タイムライン上もしくはその周辺に表示されるようになっています。
プロモアカウントも、タイムラインやアカウントの下部など様々な場所に表示され、フォロワー数の獲得を目的とした Twitter 広告です。後述するフォロワーキャンペーンを作成することで、使用することができます。
表示されるユーザーは、現在そのアカウントをフォローしていなく、かつ興味を持ちそうな方になります。
プロモアカウントもさきほどのプロモツイートと同様に「プロモーション」というタグがつきますが、ツイート形式ではなく、プロフィールページに似た広告クリエイティブになっています。
タイムラインに表示される「おすすめユーザー」と混同しないように注意しましょう。こちらは広告枠ではなく、あくまでユーザーの興味・関心にあったアカウントが表示される仕組みになっています。
タイムライン以外にも表示されますが、前述のプロモツイートと同じ箇所に表示されるのでここでの説明は割愛させていただきます。
最後に紹介するプロモトレンドは24時間の表示で、タイムラインや検索タブ内にある「おすすめ」の二番目や「トレンド」の一番目に表示される Twitter 広告です。プロモツイートに比べ大きいキャンペーンやイベントを宣伝する目的で使用します。
プロモアカウントには「〇〇によるプロモーション」というタグがつきます。〇〇に入るのはそのプロモーションをおこなっているアカウント名が入ります。
以上が Twitter 広告の種類になります。この他に、プロモツイートの動画付き広告であるプロモビデオや、インストリーム動画(プレロール)と呼ばれる、ユーザーが再生しようとした動画つきツイートの前に動画を流すことができる広告枠が存在します。
インストリーム動画は Twitter 社と連携している200以上のパートナー、15のカテゴリで配信することができます。詳しくはこちらをご覧ください。
Twitter 広告をおこなう際に決める、キャンペーンの目的には8つあり、広告を配信するアカウントの目的(ゴール設定)によって変更することが可能です。選択できる項目は以下の8つです。
それぞれどのような目的で用いるのかと広告費が発生するポイントを説明していきます。
ツイートのエンゲージメントでは、指定のツイートへの反応数を増加させたいときに使用します。
反応数とはプロモツイートであれば、ツイートへのクリック、リツイート、いいね、フォロー、リプライの数(返信数)で、プロモアカウントの場合は、フォロー率が指標になります。
Twitter 社によると、エンゲージメントの増加でブランドイメージの向上、さらにはオフラインの販売も増加するとのことです。
ユーザーとの初回接触時に費用が発生します。具体的には、初回接触のユーザーがリツイートやいいねをすることによって、拡散されたツイートには費用がかかりません。
指定したツイートに添付している動画もしくは GIF 画像の再生回数を増加させたい場合に使用します。
動画はタイムライン上に表れ、自動再生されます。ユーザーがデータ利用の設定で動画の自動再生の設定を変更している場合は、タイムライン上に表れても自動再生にはならないので注意が必要です。
課金方式は3つから選ぶことができ、動画の再生条件によって動画のカウント数は異なります。
課金方式 | 条件 |
---|---|
動画再生あたり | 動画の50%以上が画面に表示され、2秒以上経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
3秒/100%表示再生あたり | 動画全体が画面に表示された状態で3秒経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
6秒の動画再生あたり | 動画の50%以上が画面に表示され、6秒以上経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
※6秒の動画再生に対するリターゲティングは、現時点では利用できないと公式からの発表があります。
文字通りブランド認知の向上の目的で使用し、指定のツイートのリーチ数(広告を表示するユーザーの数)を予算内で最大化させます。
リーチ数とインプレッション数(ユーザーに指定ツイートが表示された回数)を混同しないように注意しましょう。
例:同じユーザーが一日に同じプロモツイートを3回見た場合:リーチ数は1、インプレッション数は3になります。
インプレッション単位で費用が発生します。
なのでプロモアカウントでは、指定の広告クリエイティブがユーザーに表示されたときに、プロモツイートでは指定のツイートがタイムラインもしくは、検索結果で表示されたときに費用が発生します。
こちらのキャンペーンの目的は、アクセス数を増加させたいときや、コンバージョン数を増加させたいときに使用します。
サイト内のコンバージョンとは、商品やサービスの購入やホワイトペーパーのダウンロード、セミナー申し込み、問い合わせ、資料請求など幅広く、自社の目的によって異なります。
他のキャンペーンの目的とは異なり、ウェブサイトカードと呼ばれる広告クリエイティブを使用することができます。
ウェブサイトカードとは、ユーザーのタイムライン上に画像、説明文、アクション誘導ボタン(利用者の次の行動を促すボタン)などを設置できる広告クリエイティブです。
このキャンペーンの目的と一緒に、使用することでさらなる効果が期待できるのが Twitter 広告アカウントから発行できるトラッキング用のウェブサイトタグです。
Twitter ウェブサイトタグを作成し、自社のウェブサイトへタグを設置することで、様々なデータをトラッキングできるようになります。
Twitter 経由での購入やホワイトペーパーのダウンロード、サイト訪問のデータを取得することで、最近訪問したユーザーや類似のユーザーへリターゲティングをおこなうことが可能になります。
ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョンでは、リンククリックが費用の発生ポイントになります。コンバージョン数ではなく、リンクのクリックになっているので注意が必要です。
インストリーム動画再生とは、Twitter 社と連携している200以上のパートナーの動画付きツイートの前に表示される動画広告を指します。
自動車、コメディー、政治、エンターテイメント・ポップカルチャー食べ物・飲み物、ライフスタイル、音楽、科学・教育、ニュース・時事、デジタルクリエイター、スポーツ、テクノロジー、金融・ビジネスニュース、eスポーツ・ゲーム、テレビの15ジャンルから出稿する広告のカテゴリに合ったパートナーのツイート上で表示されます。
このカテゴリーはカスタマイズで除外カテゴリーを設定することができます。他にユーザー名指定でインストリーム動画を表示させないことも可能です。
インストリーム動画再生時には、「〇〇による広告」という表記があり、6秒は必ず表示され、それ以降はスキップできるようにボタンが右下に表示されます。以下は公式に掲載されているインストリーム動画の例です。
インストリーム動画の再生数に基づき費用が発生します。課金方式は以下のような条件でカウントされ、2つから選択することが可能です。
課金方式 | 条件 |
---|---|
インストリーム動画広告再生数 | インストリーム動画の50%以上が画面に表示され、2秒以上経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
3秒/100%のインストリーム広告再生数 | インストリーム動画全体が画面に表示された状態で3秒経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
6秒のインストリーム動画再生あたり | インストリーム動画の50%以上が画面に表示された6秒以上経過、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示かミュート解除した場合に1カウント |
※インストリーム動画再生が発生しなかったインプレッションは無料です。
フォロワーも文字通り、フォロワーを増やす目的で使用しますが、フォロワー獲得の先にある、商品の購入やユーザーのリード獲得、ブランド認知度の向上からの口コミの獲得、ウェブサイトへの訪問数の増加にも効果的です。
獲得したフォロワー数によって価格は決まるで、それ以外のエンゲージメント(広告の表示やリプライ、いいね、リツイート)には費用がかかりません。
アプリインストール数、アプリ起動数は別々のキャンペーンとして取り扱われていますが、キャンペーンの作成方法や表示される場所、目的やかかる費用については似ているため、ここでは一緒に説明させていただきます。
アプリインストール数はアプリをまだダウンロードしていないユーザー向けに、アプリ起動数は既にアプリをダウンロードしているユーザーに向けて配信する広告です。
アプリのクリックもしくはアプリのインストール数によって費用が発生します。
ここからは入札タイプの説明になります。各キャンペーンで費用の発生するポイントを説明しているので、ここでは、Twitter 広告の費用が決まる仕組みと入札タイプの種類をお伝えいたします。
そもそも入札タイプの話をする前に、どういった場合に入札され広告が掲載されるようになるのかを理解する必要があります。
Twitter 広告では、広告が掲載されるためにオークションに勝たなければなりません。
一般的なオークションのように一つの商品を競り落とすというわけではなく、広告キャンペーンで設定したターゲティング条件によって参加するオークションが決まり、そのオークションで競り勝つことで広告が掲載されるようになります。
ただし、このオークションは単純な入札額だけで決まりません。というのも、入札額以外に、以下の3つから決まる品質スコアとの掛け合わせによって広告スコアが決まります。
こういった広告スコアを高めつつ、以下の3つの入札タイプを選んでいきましょう。入札タイプは、キャンペーンによって選ぶことができないものがあります。
全てのキャンペーンで使用することができるのが自動入札(推奨)です。予算内で最大限の成果を得たいときに選択します。
予算内で可能な限り、少ない金額で最大限の結果を得るために入札が最適化されます。なので、まだ Twitter 広告の運用をおこなったことのない方や手元に十分なデータがない場合におすすめしたい入札タイプになります。
アクションごとに細かく支払ってもよい金額を設定することできます。各アクションによって金額を設定することができるので、ある程度 Twitter 広告を運用した経験があり、アクションごとの金額感がわかっている場合、使用するとよいでしょう。
フォロワーキャンペーン、ウェブサイトへの誘導数、ウェブサイトコンバージョンキャンペーンの目的で選ぶことができる入札タイプになります。
上限入札単価と似ていますが、異なる点として、1日あたりの掲載費用が実際のリンククリックの平均価格になる点です。
自動入札(推奨) | 自動コスト | 上限入札単価 | |
---|---|---|---|
ツイートのエンゲージメント | ◯ | - | ◯ |
プロモビデオ | ◯ | - | ◯ |
ブランド認知度の向上 | ◯ | ◯ | - |
ウェブサイトへの誘導数 またはコンバージョン |
◯ | ◯ | ◯ |
インストリーム動画再生数 | ◯ | - | ◯ |
フォロワー | ◯ | ◯ | - |
アプリインストール数 | ◯ | ◯ | ◯ |
アプリ起動数 | ◯ | ◯ | - |
キャンペーンの目的と入札タイプ対応表
ここまで Twitter 広告のキャンペーンや入札タイプなど細かく説明させていただきましたが、他の業務との兼務で細かな運用ができない場合や、運用力に自信がないといった方におすすめなのが、プロモート機能です。プロモートには「クイックプロモート」と「オートプロモート」の2種類があります。
クイックプロモートでは、広告として掲載したいツイートと配信したい国を選ぶだけで自動的に配信が開始されます。
管理画面設定での設定は必要なく、携帯電話からでもツイートを選んですぐに広告配信することができます。
広告の費用は50ドルから5,000ドル(約5,000円から50万円)の5段階から選ぶことができます。
このクイックプロモートは、キャンペーン作成前に広告掲載を考えているツイートがユーザーにとってどのくらい共感を生んでいるのかを調べるために使用することを公式ヘルプで推奨しています。
オートプロモートでは、1日の中でツイートしたものの中からプロモツイートとして自動で選択されます。
クイックプロモートと同様に広告掲載をする国を選びますが、他にも25種類のカテゴリーと350種類のトピックの中からターゲティング条件を最大5つまで選ぶ必要があります。
月額9,900円と固定の費用がかかりますが、幅広い層への認知度の向上やフォロワーの増加に繋がるので、まず Twitter 広告を始めたい!という方はお試しで使ってみてもいいでしょう。
Twitter 広告では3つのクリエイティブから選ぶことができます。広告らしさは特になく、プロモーションというタグがつくだけで、一般的なツイートとあまり違いはありません。
全角140文字のツイートがテキストのみツイートです。ただし、日本語で12文字分はリンクとしての扱いになるので、ツイート本文に使える文字数は全角128文字となっています。
英語や他の言語に比べ、日本語は文字数が少ない単語の組み合わせで文章を組み立てることができます。なので、テキストのみでも魅力を伝えることができれば、ユーザーからのアクションを見込むことができます。
もちろん次に紹介する画像や動画付きツイートの方がタイムライン上で目に止まる確率が高いのでテキストのみツイートを一番におすすめするわけではありません。
全角140文字のテキストと画像(最大4枚まで)もしくは動画(最大140秒まで)を添付してツイートすることができます。テキストのみのツイートよりもタイムライン上で目に止まりやすく、ユーザーへ効果的なアプローチをすることが可能です。
画像の場合、枚数によって露出される面の比率が変わるので、予め調整が必要になります。
Twitter カードとは、画像や動画、アプリストアへのリンクなどがついたツイートを指します。
Twitter カードには5種類あり、テキストの全角140文字は変わりませんが、カードの種類によって設定しなければいけない項目や自動で挿入される項目があります。それぞれ特徴とイメージを掲載するので参考にしてみてください。
イメージウェブサイトカードでは「ウェブサイトのタイトル」を設定する必要があります。ウェブサイトのタイトルと画像のサイズ、縦横比、ファイル形式は以下の表にまとめましたのでご確認ください。
画像サイズ | 縦横比1.91:1の場合は横800x縦418ピクセル 縦横比1:1の場合は横800x縦800ピクセル(最大3MB) |
---|---|
縦横比 | 横1.91:縦1または横1:縦1 |
ファイル形式 | PNGとJPEGを推奨、BMPとTIFFは使用不可。 |
イメージアプリカードでは、アプリ名や価格はアプリストアから自動で抽出され、アクション誘導オプション(以下の表で詳細記載)は任意で選ぶことができます。
画像サイズ | 縦横比1:1の場合は横800x縦800ピクセル(最大3MB) 縦横比1.91:1の場合は横800x縦418ピクセル(最大3MB) |
---|---|
ファイル形式 | PNGとJPEGを推奨。BMPとTIFFは使用不可。 GIF画像の場合、静止画像として表示。 |
アプリ名と価格 | アプリストアから自動取得。 |
アクション誘導 | インストール、起動、プレイ、購入、予約、接続、注文から選択。 |
ビデオアプリカードでは「タイトル」「説明」を設定する必要があります。動画の入稿規定は以下に表にまとめたので参考にしてください。
動画の縦横比 | 横16:縦9および横1:縦1 |
---|---|
タイトル | 最初の70文字のみ表示。 |
説明文 | 最初の200文字のみ表示。 |
ファイルサイズ | 最大1GB |
ファイル形式 | MP4またはMOV |
動画の長さ | 2分20秒以内。 ※一部、最長10分まで延長できる場合があり。詳細は問い合わせ。 |
推奨動画コーデック | 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル |
推奨フレームレート | 29.97FPSまたは30FPS。推奨以上のFPSでも問題なし。 推奨よりも低い場合、「アップサンプリング」しない。 |
推奨動画ビットレート | 1080pの動画:6,000k~10,000k(6,000kを推奨) 720pの動画:5,000k~8,000k(5,000kを推奨) |
推奨オーディオコーデック | AAC LC (ローコンプレキシティ) |
ビデオウェブサイトカードでは、ビデオアプリカード同様「見出し」をつけ、リンクの設定をおこなう必要があります。こちら挿入するビデオについて表にしてまとめたので入稿時の参考にしてください。
見出し (ビデオの下) |
70文字以内(50文字未満を推奨) |
---|---|
ファイル形式 | MP4またはMOV |
縦横比 | 横16:縦9または横1:縦1 |
リンク | 必ずhttp://もしくはhttps://で開始。 |
ファイルサイズ | 最大1GB。GIF画像は使用不可。 |
動画コーディック | 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル |
フレームレート | 29.97FPSまたは30FPS |
動画 | 1080pのビデオで6,000k~10,000k 720pのビデオで5,000k~8,000k |
こちらのダイレクトメッセージカードのみ、全角128文字の規定になっています。全角12文字分は画像として使用されるためです。
画像や動画の使用はしなくても設定はできます。
また、画像下に表示される「ボタン(アクション誘導)テキスト」を全角12文字以内で設定する必要があります。便箋の絵文字のサポートは文字数に関係なく付きます。
ボタン(アクション誘導)テキスト | 全角12文字以内。 |
---|---|
ファイルサイズ | 3MB |
縦横比 | 画像:横1.91:縦1 動画:横16:縦9 |
画像最小横サイズ | 800ピクセル |
ファイル形式 | JPEG、PNG、アニメーションでないGIF画像。 アニメーションGIF画像は使用不可。 |
ここまで Twitter 広告の基本中の基本である広告の種類や特徴などを説明しましたが、最後に気をつけておきたいことをお伝えします。
Twitter 広告を始めてみたものの、広告が配信されない壁にぶち当たる方も多いとお聞きします。そんなときは以下の点を確認してみてください。
まずは、自分の広告アカウントが Twitter のポリシーに違反していないか確認しましょう。Twitter 広告に限らず言うことができますが、法令や規制を順守し、安全でマナーを守った広告が世の中で求められます。
また広告配信をおこないたいツイートが審査中かを確認する方法は、Twitter 広告の管理画面から「キャンペーンの編集」→「クリエイティブ」ページにて確認することができます。
承認プロセスの過程や審査で見られることについてはこちらの「Twitter広告の承認について」をご確認ください。
設定した予算や入札額が低すぎる場合も広告が配信されないということが起こります。入札額あげることでオークションで競合に競り勝つことでき、インプレッションの増加に繋がります。
もちろんこの時の予算や入札額は一気にあげるのではなく、かけることができる予算とのバランスをみながら、無理のない範囲であげていきましょう。
予算的にあげるのが厳しい場合は、ターゲティング条件を変更するなどして、予算の範囲内で広告が配信されるように調整していくとよいでしょう。
ターゲティング条件が矛盾していたり、広すぎるもしくは狭すぎる場合にインプレッションが発生しないケースがあります。
ターゲティング条件で Twitter 公式が注意喚起しているのは「地域」「性別」「端末」「キーワード」「フォロワー」「興味関心」「言語」があります。
公式ヘルプをもとに各ターゲティング条件で気をつけるべきこと、確認すべきことをまとめたので以下の表にご確認ください。
地域 | 人工が少ない国や地域でターゲティングをしていないか。 |
---|---|
性別 | 複数の広告キャンペーンで特定の性別のみではないか。 |
端末 | iOSとAndroidの特定のバージョンや古いOSバージョン または特定の携帯電話会社をターゲティングしていないか。 |
キーワード | 特殊もしくは認知度が少ないキーワードではないか。 |
フォロワー | ユーザーの指定が多すぎないか。 |
興味関心 | ニッチすぎる範囲での指定になっていないか。 |
言語 | 特定の言語で絞り込みすぎていないか。 |
中でもフォロワーは、特定のアカウントを多く指定することができますが、その指定アカウントを全てフォローしている人は限られるので、増やし過ぎには十分注意しましょう。
フォロワーターゲティングについては以下の記事で事例と共に設定のポイントを解説しているので参考にしてみてください。
Twitter広告のフォロワーターゲティングとは?成功事例と活用方法まとめ|株式会社キーワードマーケティング
Twitter広告以外ではない独自の広告メニュー「フォロワーターゲティング(ハンドルターゲティング)」の成功事例と活用方法を紹介します。フォロワーターゲティングとは、任意で設定したユーザーをフォローしているもしくは、そのフォロワーと似ているユーザーに向けて広告を配信できるメニューです。広告運用をする過程でわかったことも含めお伝えします。
強制停止(オフボーディング)とは、Twitter 広告ポリシーに違反した際に広告を差し止める措置のことを指します。
Twitter 広告のポリシーに違反している場合にのみ行われ、一般的に事前に、違反の概要と修正手順のメッセージが送られてから対応しないときに差し止めが発生します。
重大な違反の場合にのみ、事前にメッセージが送られず強制停止になります。
強制停止がおこなわれると、そのアカウントに紐づく全ての広告キャンペーンが停止され、配信されている広告も停止されます。
Twitterは広告主様に対して違反の概要と、違反を修正するための手順を示したメールメッセージを送信します。重大な違反である場合は、事前の通知なしに、アカウントのオフボーディングを行う場合があります。
広告ポリシー違反がないように細心の注意をはらい広告キャンペーンやツイートの作成をするようにしましょう。
検索広告や他のSNS広告ではリーチできない層へアプローチができる Twitter 広告。
ターゲティング条件次第では、確度の高い顧客の流入が見込めたり、そこからのコンバージョンが生まれ二次拡散から間接的なコンバージョンが起こる可能性があります。
ターゲティング条件の設定が難しい場合は、まずはオートプロモートでの配信でユーザーの反応をみたり、ある程度の予算が確保できる場合は、自社のターゲットにあわせて配信をおこなってみるのものいいかもしれません。
もし Twitter 広告の配信を検討している場合は一度弊社にもご相談くだされば嬉しく思います。
マーケティング/編集長
2019年9月に編集者として入社。新卒は求人広告営業、その後は記事執筆・編集、採用を含むバックオフィス業務をやっていました。お弁当男子(おべだん)としてTikTokにてバズり中。見た目の割にトレンドには敏感。沖縄観光と都内の居酒屋に精通しているイケイケドンドン、少し心配性なオオクボです。
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