Twitter広告

X広告(Twitter広告)とは?最新の広告メニューと配信面、始め方を紹介

X(旧 Twitter)は、リアルタイムで情報を発信・共有できる SNS のひとつです。

短いテキスト(ポスト)、画像、動画等を投稿することで、世界中のユーザーと瞬時にコミュニケーションを取ることができ、日本国内でのアクティブユーザーは6,700万人と非常に多くの方が利用しています。

今回は X に配信できる X 広告について、特徴や広告の始め方まで解説します。配信後の設定方法についても紹介しているので、すでに配信したことがある方もぜひこの記事で振り返ってみてください!

X 広告(旧 Twitter 広告)とは

X 広告(旧 Twitter 広告)とは、X のタイムラインや検索結果に出すことができる広告です。テキスト広告や、画像広告などさまざまな広告フォーマットが用意されています

X 広告のフォーマット(一部)
画像参照元:X広告のフォーマット|Xビジネス

X 公式アカウント(@XcorpJP)から投稿されているお知らせによると世界全体の月間アクティブユーザー数は5億7,000万人、日間アクティブユーザー数は2億5,100万人に達していると記載があります。 

日本国内では人口の約半数が利用していると記載もあります。

Xは世界全体で利用者数・利用時間において過去最高を更新しています。
・全世界の月一回以上利用者数は5.7億 (2024年 第二四半期)
・全世界の一日一回以上利用者数は2.51億 (2024年 第二四半期)
・全世界の一月あたりのアクティブ利用分数 +25% (2024年8月 vs 2022年8月)

日本においては人口の約半数が利用しています。
・日本の月一回以上利用者数は6700万 (2023年 平均)
・日本の一日一回以上利用者数は4000万 (2023年 平均)

「X Corp. Japan 株式会社」への社名変更のお知らせ|@XcorpJP

Twitter 広告から X 広告になって変わったこと

Twitter から X に名称が変わり、広告を配信する条件としてユーザーアカウントに認証バッジの取得が必要になりました。認証バッジの取得にはサブスクリプションの加入が必要です。

配信できる広告メニューも X に名称が変わって、フォーマットの種類も増えました

この記事では認証バッジの取得についてや広告メニューについても解説します。

X 広告の特徴

X 広告ならではの特徴が3つあります。

  1. 投稿内容やフォロワー情報を活用したターゲティングができる
  2. X の機能を使ってユーザーのエンゲージメントを高めることができる
  3. 二次拡散性が高い

1.投稿内容やフォロワー情報を活用したターゲティングができる

X 広告ではユーザーの行動や興味に基づいて、細かな広告配信が設定ができます。

具体的に以下の要素を活用して、ユーザーにあわせた広告を表示できます。細かなターゲティング手法に関しては記事の後半で紹介します。

  • フォロー情報
  • オーガニック投稿に対するリポスト、いいね、コメント
  • 検索履歴
  • 位置情報

2.X の機能を使ってユーザーのエンゲージメントを高めることができる

ユーザーとのエンゲージメントを高めることができるのも X の特徴です。広告が表示されると通常の X の投稿と同様に、ユーザーはコメントやリポストができます。

また以下の5つの機能もエンゲージメントを高めることができる機能です。

  • 投票
  • カンバセーションボタン
  • アプリボタン
  • ウェブサイトボタン
  • ブランド機能

3.二次拡散性が高い

X 広告はほかの SNS 広告と比べると、リポストや引用リポストができるので二次拡散性が高いと言えます。

リポストはほかのアカウントのポストを共有する機能で、自分のことをフォローしている人に、自分が共有したいポストを流すことができます。また引用ポストはリポストにコメントをつけて共有できる機能でどちらも二次拡散を高めている要因でもあります。

二次拡散されたポストは、広告費をかけずに多くの人に見てもらえるので、X 広告を出稿する際は、いいねが押されたり、リポストされたりするようなクリエイティブの使用をおすすめします

X 広告のメニューと入稿規定

X 広告には以下の広告のメニューがあります。配信面とあわせて紹介するので、設定前にどのメニューで配信するかや、自社の商品やサービスをより魅力的にアピールできるよう適切なフォーマットを選択しましょう。

種類フォーマット
プロモ広告・テキスト
・画像/動画
・カルーセル
Amplify・Amplify プレロール
・Amplify スポンサーシップ
ライブ
ダイナミックプロダクト広告
コレクション広告
テイクオーバー・タイムラインテイクオーバー
・トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス

プロモ広告とは?

タイムラインに表示される広告で、フォロワー外を含めた投稿の閲覧数(リーチ)を伸ばしたり、コンバージョンを増加させたり、投稿に対するクリックやいいね、リポストなどの反応数(エンゲージメント)を増やす目的でおこないます。

全てのポストに「プロモーション」というタグがつきますが、それ以外は一般ユーザーのポストと同じような表示がされ、通常のポストと同様にリプライ(返信)やいいね、リポストをすることができます。

▼プロモ広告の特徴や設定方法はこちらでも紹介しています

Twitterプロモ広告(プロモツイート)とは?特徴や配信時の注意点、迷わずできる設定方法まで|キーマケのブログ|株式会社キーワードマーケティング

Twitterのプロモ広告は、タイムラインや検索結果画面、プロフィールページなどに表示される広告です。リツイートされたプロモ広告には課金されないのが特徴としてあります。これからプロモ広告の配信を考えている方に向けて設定方法や配信時の注意点も紹介します!

テキスト

その名の通り、テキストのみのポストです。日本語で配信する場合は、英語やほかの言語に比べて文字数が少ない単語の組み合わせで文章を組み立てることができます。そのため、テキストのみでも魅力を伝えることができれば、ユーザーからのアクションを見込むことができます

本文280文字以内
・すべて日本語の全角文字にした場合は140文字以内
・すべて日本語の全角文字にした場合、12文字分がリンクに使われるため、ポスト本文に使える文字数は128文字

画像/動画

テキストと合わせて、画像(最大4枚まで)もしくは動画(最大140秒まで)を添付できるポストです。

画像/動画広告の表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

テキストのみのポストよりもタイムライン上で目に止まりやすく、ユーザーへ効果的なアプローチができます

画像の場合、枚数によって露出される面の比率が変わるので、あらかじめ調整が必要になります。配信する場合は以下の入稿規定にそって準備しましょう。

本文280文字以内
・すべて日本語の全角文字にした場合は140文字以内
・すべて日本語の全角文字にした場合、12文字分がリンクに使われるため、ポスト本文に使える文字数は128文字
画像サイズモバイル:横600×縦335ピクセル以上
デスクトップ:横のサイズは600ピクセル以上を推奨
複数画像:最小は横600×縦335ピクセル
縦横比縦横比1:1:横1,200 x 縦1,200ピクセル
縦横比1.91:1:横1,200 x 縦628ピクセル
画像ファイル形式・PNG と JPEG を推奨
・BMP と TIFF は使用不可
動画サイズ(推奨)・16:9:800×450ピクセル
・1:1:800×800ピクセル
動画の長さ(推奨)・動画の長さ:15秒以下。
・最長140秒
動画ファイル形式ファイル形式:MP4または MOV

また、画像を数枚設定した際には以下のようにポスト上に画像が表示されるため、設定する際には表示のされ方も意識しましょう。

カルーセル

1つのポスト内で、複数の画像や動画で商品やプロモーションを紹介できるポストです。

カルーセルの表示例
画像引用元:画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

最大6つの水平方向にスワイプできる画像や動画を使用できます。メディアの混在を使用するカルーセルでは、アスペクト比が同じであることが必要です。

本文280文字以内
すべて日本語の全角文字にした場合は140文字以内
画像/動画枚数2枚から6枚
縦横比縦横比1:1あるいは1.91:1
画像サイズ横800×縦800ピクセル
画像ファイル形式PNG もしくは JPEG
動画の長さ(推奨)・動画の長さ:15秒以下
・最長140秒
動画ファイル形式ファイル形式:MP4 または MOV
リンク先 URL広告1つにつき1 URL

Amplify

Amplify は動画広告と連携して広告が配信できるフォーマットです。連携できる動画パートナーは200種類あり、動画の冒頭に広告を配信することができます。

Amplifyの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

また、2種類のフォーマットがありスポーツやニュースなどカテゴリーを選択し、配信できる「Amplifyプレロール」と特定のパートナーと提携して配信できる「Amplifyスポンサーシップ※認定代理店専売商品」があります。

ここでは表示形式や入稿規定とあわせて紹介します。

Amplifyプレロール

先ほどご紹介したように動画の再生前に広告を表示する形式です。またカテゴリーを選択しターゲットに関連性の高い広告が配信できるのが特徴です。

動画サイズ(推奨)1:1:1,200×1,200ピクセル
動画の長さ(推奨)・動画の長さ:15秒以下
・最長140秒
動画ファイル形式MP4または MOV

Amplifyスポンサーシップ(認定代理店専売商品)

特定のパートナーと1対1で提携し、タイアップ広告を作成し配信できる形式です。認定代理店専売商品にはなりますが、特定のイベントやタレントのキャスティングなどできるフォーマットです。

提携できる企業はメディア企業や金融、スポーツ系企業などと提携して広告を配信できます。

Amplifyスポンサーシップで提携できる企業一覧
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 
動画サイズ(推奨)1:1:1,200×1,200ピクセル
動画の長さ(推奨)・動画の長さ:15秒以下
・最長140秒
動画ファイル形式MP4または MOV

ライブ

ライブ配信を広告として配信できるフォーマットです。リアルタイムで視聴するため、製品の発表などリアルタイムならではのイベントを配信する際におすすめです。

ライブの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

媒体資料によると設定方法は X のサポーターへ問い合わせする必要があるため、配信前に必ず確認しましょう。

ダイナミックプロダクト

ユーザーの行動や興味関心に基づいて関連性の高い商品を表示する広告形式です。広告主側では商品データや商品カタログをあらかじめ設定しておく必要があります

そうすることでユーザーに適した広告が表示されたり、カルーセル形式で複数の商品が表示されたりするようになります。

ダイナミックプロダクトの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 
本文140文字以内
画像数2枚から6枚
リンク画像1つにつき1 URL

コレクション広告

メイン画像とその下の小さな画像からなるコレクション形式で表示できるポストです。

コレクション広告の表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

それぞれの画像で異なるウェブサイトのリンク先を設定できます。メインの画像は固定表示となりますが、各サムネイルは水平スワイプ操作で順番に閲覧できます

本文280文字以内
すべて日本語の全角文字にした場合は140文字以内
画像枚数2枚から6枚
※5枚以上を推奨
画像サイズ横800×縦800ピクセル
縦横比1:1
画像ファイル形式PNG もしくは TIFF
リンク先URL最大6件のウェブサイトのリンク先を個別に割り当て可能

テイクオーバー

「テイクオーバー」は特定の広告枠を一日独占するできる広告です。こちらも2種類あり24時間「話題を検索」の画面に表示される「トレンドテイクオーバー」と、ユーザーがその日はじめて開いた際にタイムラインの最初に表示される「タイムラインテイクオーバー」です。

トレンドテイクオーバーとタイムラインテイクオーバーの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス

24時間広告が表示でき、タイムラインや検索タブ内にある「おすすめ」の二番目や「トレンド」の一番目に表示される広告です。広告ポストに比べ大きいキャンペーンやイベントを宣伝する目的で使用します。

トレンドテイクオーバーの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

プロモアカウントには「〇〇によるプロモーション」というタグがつきます。〇〇に入るのはそのプロモーションをおこなっているアカウント名が入ります。

トレンドハッシュタグ
(必須)
最大20文字
全角15字以下を推奨
トレンドの説明最大70文字
紐づけポスト・最低1個
・3個から6個を推奨
ファイル形式以下のいずれか
・GIF 画像
 ※6秒ループ再生される
・MP4
・静止画
アスペクト比16:9

タイムラインテイクオーバー

ユーザーが最初に目にするタイムラインに表示されるため、よく目立ちブランドの認知度を高めることができるフォーマットです。

国単位でのターゲティングができ、フォーマットも先ほどご紹介した画像や動画、カルーセル、ライブを使って配信できます。ただし、GIF や静止画、テキスト広告は非対応なので気をつけておきましょう。

タイムラインテイクオーバーの表示例
画像引用元: X広告媒体資料 2024年4~6月期 

設定できるターゲティング一覧

X 広告のターゲティングは地域や年齢、性別、デバイス、言語とかけ合わせて以下のような設定ができます。

項目 できること
フォロワーと類似ユーザー 特定アカウントをフォローしているユーザー
および似たユーザーにリーチ
サブスクライバー X プレミアムのサブスクライバーにリーチ
興味関心 用意された300以上のカテゴリーリストから
興味関心を選択して該当するアカウントのユーザーにリーチ
キーワード
絵文字
特定のキーワードを設定し関連のあるユーザーにリーチ。
絵文字によるターゲティングも可能。
カスタムオーディエンス 自社のウェブサイト訪問者データやメールアドレス、
モバイル ID を基に、特定のユーザーのみリーチ
会話トピック X ユーザーが関心のある会話トピックを指定のリストから
選択してターゲティング設定をすることができる。
エンゲージャー 特定のポストにエンゲージメントしたユーザーを
ターゲティングして、再度広告配信ができる
最適化ターゲティング ターゲティングしているオーディエンス以外のユーザーに
リーチできる。
※ターゲティングを最適化し、パフォーマンスを⾼められる
可能性がある場合
アカウントのブランド
セーフティ管理
特定のキーワードを含むポストや特定のハンドルからの
ポストに隣接して広告を表⽰しないよう制御できる。
ターゲティング一覧
参照元: X広告媒体資料 2024年4~6月期

広告が掲載される仕組みと入札タイプ

ここからは、X 広告の費用が決まる仕組みと入札タイプの種類を紹介します。まずはどういった場合に入札され広告が掲載されるようになるのかを理解しておきましょう。

広告が掲載される仕組み

X 広告では、オークションによって広告の掲載が決まるため広告が掲載されるためにはオークションに勝たなければなりません。

一般的なオークションのように一つの商品を競り落とすというわけではなく、広告キャンペーンで設定したターゲティング条件によって参加するオークションが決まり、そのオークションで競り勝つことで広告が掲載されるようになります。

ただし、このオークションは単純な入札額だけでなく以下の3つから決まる品質スコアとの掛け合わせによって広告スコアが決まります。

  • 共感度
  • 関連性
  • リーセンシー(真新しさ)
共感度ユーザーが広告に反応しているかや
クリックやいいね、リポストが頻繁におこなわれているか
関連性ポストの内容がオーディエンスの興味関心に合っているか
リーセンシー
(真新しさ)
最新の話題をポストしているか
※X は「いま」起きていることを見つける SNS のため
 オークションでは新しさが評価される
X広告における品質スコア

また品質スコアに関連して、広告スコアは以下の計算式によって決まります。

広告スコア=品質スコア×入札額

入札タイプ

広告スコアを高めつつ、以下の3つの入札タイプを選んでいきましょう。入札タイプは、キャンペーンによって選ぶことができないものがあるので、あらかじめ確認してから X 広告への入稿を進めましょう。

  • 自動入札
  • 上限入札単価
  • 目標コスト

自動入札

すべてのキャンペーンで使用することができるのが自動入札です。予算内で最大限の成果を得たいときにおすすめの入札タイプです。

予算内で可能な限り少ない金額で最大限の結果を得るために入札が最適化されます。なので、まだ X 広告の運用をおこなったことのない方や手元に十分なデータがない場合におすすめしたい入札タイプです。

上限入札単価

アクションごとに細かく支払ってもよい金額を設定することできます。各アクションによって金額を設定することができるので、ある程度 X 広告を運用した経験があり、アクションごとの金額感がわかっている場合におすすめです。

目標入札単価

請求可能なアクションごとに支払いたい入札額を指定できます。設定すると、最終的に目標額以内に収まるように広告キャンペーンの入札額が最適化されます

上限入札単価と似ていますが、1日あたりの掲載費用が実際のリンククリックの平均価格になる点が異なります。

各キャンペーン目的にあう入札タイプについては以下の表の通りです。設定する際にどの入札タイプが合うか確認しながら設定しましょう。

キャンペーン目的 自動
入札
上限入札
単価
目標入札
単価
リーチ
動画の再生数
プレロール再生数
エンゲージメント数
ウェブサイトの訪問数
売上
アプリのインストール数
アプリのリエンゲージメント数
キーワード
キャンペーンの目的と入札タイプ対応表

X 広告のキャンペーンの目的と課金方式

X 広告のキャンペーンの目的とは、キャンペーン設定の開始時に選ぶ「広告を配信する狙い」ですが、選択した目的に応じて使える機能や広告の表示方法、課金方式などが変わります

9つの目的があるので、事前にそれぞれの特性を確認した上で、適切な目的を選びましょう。

広告を配信する目的に応じたキャンペーン目的を設定することが重要です。それぞれのキャンペーン目的の詳細は下記の通りです。

キャンペーン目的 配信目的 特長
リーチ 認知 リーチを最大限に増やす
動画の再生数 検討 動画の再生数を増やす
プレロール再生数 検討 広告とプレミアムコンテンツを
一緒に配信
アプリのインストール数 検討 アプリのインストール数を
増やす
ウェブサイトの訪問者数 検討 ウェブサイトへの訪問数を
増やす
エンゲージメント数 検討 ポストのエンゲージメントを
増やす
アプリのリエンゲージメント数 コンバージョン アプリを実際に使ってもらう
売上 コンバージョン ウェブサイトにアクセスして
購入してもらう
キーワード コンバージョン 強い意図を持つユーザーに
リーチ

広告費用が発生するポイント

X 広告での課金方式はキャンペーン目的によって選択できる入札タイプが異なります。

  • インプレッション(CPM)
  • コストパービュー、プレロール再生数(CPV)
  • コストパーアプリクリック(CPAC)
  • コストパーリンククリック(CPLC)
  • コストパーエンゲージメント(CPE)
  • 目的に基づいた自動最適入札(OAB)
目的CPMCPVCPACCPACCPLCCPEOAB
リーチ
動画の再生数
プレロール再生数
エンゲージメント数
ウェブサイトのクリック数
売上
アプリのインストール数
アプリのリエンゲージメント数
キーワード
キャンペーンの目的と課金体系の対応表

X 広告のはじめ方

ここからはX 広告を開始するまでの流れを、実際の画面とあわせて解説していきます。大まかな流れとしてはアカウントを準備し、認証マークを獲得しましょう。その後キャンペーンの作成などができるようになります。

X アカウントと X 広告アカウントを準備する

X 広告を配信するには、X アカウントとX 広告アカウントの準備が必要で時間がかかる印象があるので、配信したい1ヶ月前くらいから着手しましょう。

X アカウントに認証マークを付ける

X 広告は、認証マークが付与されている X アカウントでないと広告を配信できないため、まずはサブスクリプションサービスの「Xプレミアム」に加入する必要があります。

Google 広告やほかの広告媒体では広告出稿のためにかかる費用は広告費のみですが、X 広告の場合は別途サブスクリプションの費用がかかるため注意が必要です。

また、サブスクリプション加入にも条件(※)があり付与までに時間がかかる場合もあるため、余裕を持って準備を進めておきましょう。

※加入の注記

過去30日以内にアクティブでなかったXユーザーアカウントや、過去3日以内にプロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@から始まる名前)を変更したXアカウントも、サブスクリプションを購入できません。サブスクリプションを購入するには認証済みの電話番号も必要となります。Xでは、なりすましのリスクを最小化するために、新しいXアカウント向けのプロセスのアップデートに取り組んでおり、新しいアカウントに対し、予告なく待機期間を設けたり、待機期間を変更したりする場合があります。

引用:Xプレミアムについて|Xヘルプセンター

X 広告アカウントを設定する

X アカウントを作成したらログインしてメニューの「広告」から X 広告を押し、広告アカウントの設定を進めていきます。そして国(使用する通貨)とタイムゾーンを設定します。

X 広告アカウントの設定方法
アカウントにログイン>ツールバー>広告

国とタイムゾーンの設定は開設時のタイミングでしかできず、開設後に変更することができません。タイムゾーンを誤って設定してしまうと、時差を加味しながら入稿することになるため注意して設定しましょう。

この後は支払い方法の登録等、画面に沿って進めましょう。

X広告の管理画面からキャンペーンを作成する

広告アカウントの準備ができたら、いよいよ広告の入稿です。X 広告管理画面左上にある「キャンペーン」の「キャンペーンを作成」から入稿します。

X広告管理画面>キャンペーン

キャンペーン目的とポストの作成のみで配信できる「シンプル」と、細かく調整ができる「アドバンス」と2種類ありますが今回はアドバンスで解説をしていきます。選択後、広告を配信したい目的にあわせて「キャンペーンの目的」を選択します。

キャンペーンを作成>広告キャンペーンの選択、広告キャンペーン目的を選択

キャンペーン階層で設定できる項目は以下の通りです。

  • キャンペーン名
  • お支払い方法
  • ご利用金額の上限(オプション)
キャンペーン作成画面

広告グループ作成

広告グループ階層では以下を設定します。

  • 広告グループ名
  • 予算
  • 配信スケジュール
  • 入札戦略
  • ターゲティング
広告グループ作成画面

広告(ポスト)作成

オーガニックポストを広告として利用することもできますが、以下の画像は新たに広告用としてポストを作成した場合のプレビュー画面です。

リアルタイムでプレビューを確認しつつ設定して、実際の配信イメージを掴みましょう。

広告作成画面

X 広告出稿時に気をつけたいこと

ここまで X 広告の基本中の基本である広告の種類や特徴などを説明しましたが、最後に気をつけておきたいことをお伝えします。

X 広告を始めてみたものの、広告が配信されない壁にぶち当たる方も多いとお聞きします。そんなときは以下のようなことが考えられるので、対処法もあわせてご紹介します。

  • 広告アカウントもしくは該当ポストが審査中でないか
  • 予算もしくは入札額が低すぎないか
  • ターゲティング条件は矛盾していないか

広告アカウントもしくは該当ポストが審査中でないか

まずは、自分の広告アカウントが X のポリシーに違反していないか確認しましょう。X 広告のみにかぎりませんが、法令や規制を遵守し、安全でマナーを守った広告が世の中で求められます。

承認プロセスの過程や審査で見られることについては「X広告の承認について」をご確認ください。

予算もしくは入札額が低すぎないか

設定した予算や入札額が低すぎる場合も広告が配信されないということが起こります。入札額をあげることでオークションで競合に競り勝つことができ、インプレッションの増加につながります。

もちろんこの時の算や入札額は一気にあげるのではなく、かけることができる予算とのバランスをみながら、無理のない範囲であげていきましょう

予算的にあげるのが厳しい場合は、ターゲティング条件を変更するなどして、予算の範囲内で広告が配信されるように調整していくとよいでしょう。

ターゲティング条件は矛盾していないか

ターゲティング条件が矛盾していたり、広すぎるもしくは狭すぎたりる場合にインプレッションが発生しないケースがあります。

ターゲティング条件で X 公式が注意喚起しているのは「地域」「性別」「端末」「キーワード」「フォロワー」「興味関心」「言語」があります。

公式ヘルプをもとに各ターゲティング条件で気をつけるべきこと、確認すべきことをまとめたので以下の表をご確認ください。

地域人口が少ない国や地域でターゲティングをしていないか。
性別複数の広告キャンペーンで特定の性別のみではないか。
端末iOS と Android の特定のバージョンや古い OS バージョンまたは特定の携帯電話会社をターゲティングしていないか。
キーワード特殊もしくは認知度が少ないキーワードではないか。
フォロワーユーザーの指定が多すぎないか。
興味関心ニッチすぎる範囲での指定になっていないか。
言語特定の言語で絞り込みすぎていないか。
ターゲティング条件で気をつけるべきこと一覧

中でもフォロワーは、特定のアカウントを指定することができますが、その指定アカウントをすべてフォローしている人は限られるので、増やし過ぎには十分注意しましょう。

強制停止(オフボーディング)

強制停止(オフボーディング)とは、X 広告ポリシーに違反した際に広告を差し止める措置のことを指します。

X 広告のポリシーに違反している場合にのみおこなわれ、事前に違反の概要と修正手順のメッセージが送られてから対応しないと差し止めが発生します。さらに重大な違反の場合にのみ、事前にメッセージが送られず強制停止になります

強制停止となると、そのアカウントに紐づくすべての広告キャンペーンが停止され、配信されている広告も停止されます。広告ポリシー違反がないように細心の注意をはらい広告キャンペーンやポストの作成をするようにしましょう。

X 広告(Twitter 広告)を始めてみよう

検索広告やほかの SNS 広告ではリーチできない層へアプローチができる X 広告。

ターゲティング条件次第では、確度の高い顧客の流入が見込めたり、そこからのコンバージョンが生まれ二次拡散から間接的なコンバージョンが起こったりする可能性があります。

この記事を読みながらぜひトライしてみてください。

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記事を書いた人

いけ
いけ

広告運用 コンサルタント

2022年11月に中途入社。IT業界での営業事務、広報を経て広告業界へ。前職では、toB商材のマーケティング業務を幅広く担当。好きなことはコンサート、ミュージカル鑑賞。エンタメが生きがいです。

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