EC サイトの Web 広告でよく使用される Criteo 広告は、広告のレイアウトやデザインが自動的に最適化されるのが大きな特徴の一つです。
しかし、単なる商品の羅列だと広告がチープに見えることもあるため、自分で広告の表示のされ方をコントロールしたいと思うこともありますよね。
そんなときにぜひ使用してほしいのが、Criteo 広告のフォーマットの一つであるショーケース広告です。今回はショーケース広告の概要から配信事例、設定方法まで解説していきたいと思います。
ショーケース広告とはバナー(任意の画像または動画)と商品、ロゴが表示される広告フォーマットのことです。
Criteo の広告で代表的なダイナミック広告と見比べると、ロゴや商品、バナーが表示されることで広告の見た目がリッチになり、商品を羅列されるだけのダイナミック広告よりもチープさが少なくなるという印象があります。
ショーケース広告はバナー部分にクリックした際の遷移先の URL の設定ができるなどほかのフォーマットにない特徴があります。
ここでは、代表的なダイナミック広告との違いとあわせてショーケース広告ならではの特徴を紹介します。
項目 | ショーケース広告 | ダイナミック広告 |
---|---|---|
クリエイティブ |
以下が自由にカスタマイズできる |
ロゴのみ設定が可能 |
遷移先 URL | バナー部分は設定できる | 設定できない |
CTA の文言 | カスタマイズできる | カスタマイズできる |
金額の表示 | カスタマイズできる | カスタマイズできる |
ショーケース広告は任意の画像や動画を設定できることが大きな特徴ですが、どのようなものを設定すればよいか迷われる方も多いのではないでしょうか?
おすすめのバナーを4パターンご紹介するので、どういったシーンでアピールしたいか考えながら適切なものを選択しましょう。
利用シーンをアピールしたい場合には商品やサービスを利用している写真をバナー部分に設定することをおすすめします。以下の画像のように、利用シーンをリアルに感じてもらうことができたり、商品やサービスを利用しているイメージが湧きやすくなったりするような画像を設定しましょう。
セール内容やセールなどを開催していることをアピールしたい場合は、バナーのゾーンを利用するのもよいでしょう。以下の画像のように「SUPER SALE」というようなセールに関する文言に目が留まり、クリックしてくれるユーザーが多くいるはずです。
ブランドを代表するような商品や利益率が高く売りたい商品などがある場合は、商品の画像を使用するのがよいでしょう。以下の画像のように商品の画像を使用することで、先ほどのサングラスを着用している人物の画像よりも、大きく表示されている商品が目立っているのが分かると思います。
広告をクリックしたあとのとび先は画像の商品ページに設定するのがおすすめです。
「高級」や「おしゃれ」、「若者向け」などユーザーに持ってほしいブランドイメージは企業や商品によって、異なるでしょう。そこでユーザーに持ってほしいブランドイメージを植え付けるために一番目立つバナーゾーンを利用するのがおすすめです。
以下の画像は若者向けのサングラスを販売している企業の広告例です。若者の画像がバナーゾーンにあることで、よりブランドイメージを持ってもらえるような広告になっています。
キーワードマーケティングのショーケース広告の配信事例をご紹介します。toC 向けのブライダル関係の商材を扱う広告配信事例です。
ショーケース広告へ変更したことで広告がリッチになり、クリック率が上昇していることが分かります。
ショーケース広告 配信前後 | クリック率 |
---|---|
配信前 | 0.40% |
配信後 | 0.45% |
ここまでショーケース広告の特徴や事例を説明しましたが、ここからは入稿規定を紹介します。設定前に必要なクリエイティブなど確認しておきましょう。
必要なもの | 項目 | 入稿規定 |
---|---|---|
商品カタログ | ‐ | – |
ロゴ | フォーマット(推奨) | 正方形、横長、縦長の3サイズ ※1サイズでも可能 |
ファイル形式 | ||
ファイルサイズ | 5 MB | |
ブランディング画像 | ファイル形式 | |
ファイルサイズ(上限) | 5MB | |
アスペクト比 | ||
画像サイズ(推奨) | ||
ブランディング動画 | ファイル形式 | .mp4 |
ファイルサイズ(上限) | 25 MB | |
解像度 | 720pまたはそれ以下 | |
動画の時間 | ||
アスペクト比 | ||
遷移先 URL | – | 必要 |
ショーケース広告の作成方法を管理画面の画像付きで解説していきます。さきほど入稿規定で紹介したものを用意してから設定してみましょう。
大まかな流れとしてはクリエイティブのライブラリを選択し、クリエイティブのフォーマットで「Showcase」を選択します。そして、画像または動画を入れ、広告がクリックされたときのとび先 URL や広告が表示された際の CTA の文言など設定していきます。
まず、管理画面の左のツールバーから「クリエイティブのライブラリ」をクリックします。
そして「お客様のクリエイティブ」を選択したうえで、画面右上の「+ 新しいクリエイティブ」をクリックします。
クリエイティブ名を記入して、クリエイティブのフォーマットで「Showcase」を選択し、クリエイティブ名やフォーマットの選択が完了したら、画面下部にある「次へ」をクリックしましょう。
クリエイティブを挿入する画面が表示されるので、「ディスプレイ」で画像または動画を選択しましょう。
「ディスプレイ」の下にある「ブランディング画像」では用意しているクリエイティブをアップロードし、「リダイレクト先URL」では広告がクリックされたときのとび先 URL も設定しておきましょう。
そのほか、CTA の文言や価格のフォーマットが設定できるので、企業イメージや見やすさなどをイメージして好みのものを設定しましょう。
設定が完了したら「保存して終了」をクリックすることで広告の作成が完了します。
今回は Criteo ショーケース広告の概要から活用方法、入稿方法などを解説しました。
ショーケース広告がどのようなものなのかやメリットなどを理解していただけたと思います。実際に配信する際には4パターンの活用例を参考にしながら状況や配信の目的によって使いこなしていきましょう。
Criteo 広告の配信で広告の表示のされ方や広告のチープさにお悩みの方は、ぜひショーケース広告を利用してみましょう。
広告事業部 マネージャー
2021 年に新卒入社。中学生の時から理系科目が得意で、そのまま理系大学に入学。今までは「できること」を優先してきたが、仕事は「やりたいこと」を優先したいと思い、Web 広告業界を目指すことに。そろばんを習っていたことから計算が得意。趣味はゲームで、誘われたら必ずやる。
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