
今や多くの企業で、Web 広告は欠かせないマーケティング施策の一つとなっています。そんな Web 広告について日頃、私がお客様からよくご相談をいただくのが、以下のようなお悩みです。
その中でも特に多いのが「今の運用状況が本当に良い状態なのか分からない」という声です。
そこで今回は、キーワードマーケティングが実施している「広告アカウント診断」で具体的にどんなことをしているのか、どういった課題が解決できるのかを分かりやすく紹介します。
山田
記事内では、2025年の相談実績で多かったお悩みも紹介しています!
ぜひ自身の抱えているお悩みと同じものがあるかにも注目してご覧ください。
目次
アカウント診断とは、Web 広告のアカウントに成果の悪化につながる問題がないかを第三者の目線で確認・分析し、改善策を提案することです。
イメージとしては「広告アカウントの健康診断のようなもの」と考えれば分かりやすいかと思います。

キーワードマーケティングでは、現役の広告運用者が無料でアカウント診断をおこなっています。
日々の運用で培ったリアルなノウハウをもとに、パフォーマンスの変化から自社の実態に即した改善策を提案できるのが特徴です。
山田
150業種以上の豊富な支援実績と、Google や Meta など各媒体との密な連携があるのもポイント!
幅広い業界での配信実績と、各媒体の最新情報を反映した改善提案ができるのが我々の強みです。
私をはじめとしたセールスメンバーがお客様とお話する中で、よくお伺いするのが「アカウント診断を検討したきっかけ」です。
今回は2025年の相談実績をもとに、アカウント診断の相談で多かった「よくある悩み」をまとめてみました。
インハウス運用の方に多かった悩みは以下の通りです。
特にインハウス運用の方からは少数での運用体制による不安の声が非常に多いように感じます。
また「設定している目標がそもそも適正なのか判断できない」や、最近だと「ChatGPT 広告などの新規の媒体・メニューをやりたいけど、始め方が分からない」など、目標設定の妥当性や最新メニューの活用、アカウント設計の正解が見えないというお悩みも多い傾向にあります。
続いて、別代理店様で運用中の方に多かった悩みは以下の通りです。
別代理店で運用中の方ならではの目的として、現在の委託先の運用力や成果の妥当性を第三者目線で確認したいというセカンドオピニオン的な目的が多い傾向が見られました。
一方、インハウス運用のお客様と共通して「アカウントやキャンペーンの設計・構造が正しくできているか分からない」というお悩みも多かったです。
山田
ちなみに、ご相談いただくお客様の割合は「インハウス運用」と「別代理店での運用」はほぼ半々くらいになっております。
業種別にしても「BtoB」と「BtoC」の割合はおよそ半々となっており、企業の形態や業界を問わず、多くの方のお悩みをお伺いしております。
ここからは「診断を頼むとどんな流れで進むのか」というイメージを持っていただくために、キーワードマーケティングで実際におこなわれているアカウント診断のフローを紹介します。
お問い合わせフォームから申し込みを受け付けた後、キーワードマーケティングでは以下の5ステップでアカウント診断を進めていきます。
お問い合わせフォームから申し込みを受け付けた後、依頼者の方の事業領域や現在の課題感に合わせて、最適なセールスメンバー・運用者をアサインします。
運用者は、お客様の事業領域の実績があるメンバーや予算感・課題感に合うメンバーを中心に選定しています。
担当するセールスメンバーと運用者が決まったら、分析に入る前にセールスメンバーが依頼者の方にヒアリングをおこないます。
このとき、広告の配信目的や課題、広告のターゲット、商材の強みなどを確認し、分析のための準備を進めていきます。
山田
広告配信の目的や相談に至った背景を把握することで「お客様のビジネス成果につながる提案」を組み立てられるんです!
ヒアリング内容を整理したうえで、現役の運用メンバーがアカウントを細かく確認し分析します。
分析では、以下の2つの方針をもとに課題の根本原因を特定します。
キーワードマーケティングでは、アカウント全体からキャンペーン、広告グループ、キーワード・広告文・・・というように、アカウントの階層を下げながら分析を進めることで、悪化の要因を特定します。
山田
たとえば「CPA が悪化した」という悩みがあるとしましょう。
この場合、運用者はアカウント全体の数値やキャンペーンの数値を確認して、背景にあるのがクリック単価の高騰なのか、コンバージョン率の低下なのかを見極めます。
背景にあるものが判明したら、以下のように「何が原因で、クリック率の低下またはコンバージョン率の低下が起きているのか」を分析していきます。
| 起きている事象 | 確認する項目 |
|---|---|
| クリック単価の高騰 |
|
| コンバージョン率の低下 |
|
山田
数値の表面だけを見て「入札単価を下げよう」や「予算を減らそう」と判断してしまうと、根本的な解決に至らないことも多々あります。
単に「CPA が高い・低い」といった結果だけを見るのではなく「なぜその数値になっているのか」も確認することで、根本的な解決につながる分析を実現しています。
キーワードマーケティングではアカウントの構造や予算配分、検索語句の設定の不備など売上や成果に直結するパーツから優先して分析をおこないます。
以下は、アカウント分析の際に運用者が優先して分析している内容をまとめたものです。
上記2つは成果改善につながるインパクトが大きい箇所のため、優先的に確認しています。加えて、アカウント構造の変更についても、お客様のほうで特に触ってない、意識してなかった場合には提案することが多いです。
山田
成果広告文や配信量が少ないキーワードといった細かいパーツの調整よりも、より大きな枠組みでアカウントをとらえて改善策を練っていることが分かりますね。
分析結果をまとめたら、次は依頼者へ提出する資料を作成します。以下は実際にご提案した資料の一部を再現したものです。

今回はキーワードマーケティングのメンバーに向けて、「資料作成をするうえでどんなことを大切にしているか」を聞いてみました。
長
広告の管理画面の数字を見るだけで終わらせず、ランディングページの内容や構成まで確認しています。
また、現状の課題を指摘するだけでなく、「具体的にどう改善すべきか」という次の一手まで必ずセットでご提示することを徹底しています。
宮本
課題がたくさんあっても、どこから手を付ければいいか迷ってしまうと思います。
そのため、資料は「改善インパクトの大きい順」に整理して、限られたリソースの中でまず何から着手すべきかが分かりやすいように工夫しています。
資料の用意も完了したら、分析結果をもとに対面またはオンラインでご報告ミーティングを実施します。
ここでは単に改善箇所を指摘するだけではなく、「なぜ現在の設定だと良くないのか」という理由まで説明して、具体的な改善プランを提示します。加えて、以下のような点も心掛けているとコメントするメンバーもいました。
小畑
改善点だけでなく、現状の良い点もお伝えをしております。
「ここは変えたほうがいい部分」と「ここは今のまま残すべき良い部分」を明確に分けることで、お客様が改善をおこないやすいようにしています。
中野
資料を見たお客様にすぐに次のアクションへ移っていただけるような、背中を押す提案を心がけていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
アカウント診断にかかる時間は、アカウントをご共有いただいてから約2週間となっています。各フローにかかる時間は以下の通りです。
最後に、実際のアカウント診断で見つかりやすい「よくある課題」を紹介します。
それぞれの課題の改善策も紹介するので、ご自身のアカウントでも当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。
CPA が高騰している原因の多くは、成果に結びついていない配信に無駄な予算が投じられていることにあります。そこでチェックすべきなのが、検索語句ごとの成果と、デバイス・配信面別の成果です。

検索語句については、過去3ヶ月で1件もコンバージョンがついていない検索語句に、予算全体の何%が使われているかを調べましょう。検索語句チェックの効率的なやり方は以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【効率化ナレッジ】除外キーワード選定で決めておくと良いこと|キーマケのブログ|株式会社キーワードマーケティング
広告配信の足を引っ張っている余分な検索クエリ排除し、効率的な配信にするための方法をまとめました。作業を効率化するためのスプレッドシートや、具体的な方法までわかりやすくまとめました。
デバイス・配信面別成果でチェックすべきは CPA の偏りです。PC、モバイル、タブレットのいずれかだけ極端に CPA が高騰していないかを確認しましょう。
キャンペーンが細かく分かれすぎていたり、逆に一つにまとめられすぎていたりすると、本当に成果を出したい「確度の高いキーワード」に十分な予算が行き届かない状態(機会損失)が発生します。
そんな機会損失を防ぐため、キーワードマーケティングが推奨しているのが検討確度別にキャンペーンを分けることです。
山田
コンバージョンする可能性が高い検索語句への予算を確保できるよう、キャンペーン構造を見直します。
こうすることで、効率的な運用を実現できます!
特に気を付けてチェックしたいのが、以下の2つのポイントです。
一般的に、指名キーワード(ブランド名、商品名など)で検索しているユーザーはコンバージョンの可能性が高いユーザーとなります。
一方、一般名詞で検索しているユーザーは、検索ボリュームが大きいものの、指名キーワードで検索しているユーザーに比べてコンバージョンする度合いが低いと考えられます。

そのため、固有キーワードと一般名詞を同じキャンペーンに入れていると一般名詞検索で予算を使用してしまいます。そうなってしまうと、指名キーワードで検索されたときに予算を十分に使用できず、広告を表示できない可能性があります。
こうした性質の違いからも、指名キーワードと一般名詞でキャンペーンを分けるのがおすすめです。
1つのキャンペーン内にコンバージョンが週に数件程度しか溜まっていない場合、AI の機械学習が正しく機能せず、配信が安定しません。
機械学習の目安となる月に15件から30件程度のコンバージョンがキャンペーン内に溜まっているかをチェックしてみましょう。
ユーザーが入力した検索語句と、表示される広告文のメッセージにズレがあると、クリック率やコンバージョン率が低下します。
まずは広告管理画面から、検索ニーズを想定した広告文が表示されているかを確認しましょう。
山田
たとえば「広告運用 代行」で検索している人と「広告運用 求人」で検索している人では、検索意図が異なりますよね。
このような異なる検索ニーズのユーザーに対して、同じ広告文を表示していないか確認します。
また「軽自動車」や「オフィス用 椅子」といった一般名詞で検索しているユーザーは、競合と比較する可能性が高い傾向にあります。自社名が多い広告文ではなく、商材の強みなどがしっかり伝わる広告文になっているかも確認してみてください。
Google 広告では、品質スコアがユーザーのニーズに沿った広告を作るヒントになります。
品質スコアは、広告の品質がどれくらい高いかの目安をスコア化し、1から10で表した指標です。「推定クリック率」と「広告の関連性」、「ランディングページの利便性」の3つの要素を「平均より下」と「平均的」、「平均より上」の3段階で評価し数値化しています。
| 要素 | 何を示すものか | 参照されるもの |
|---|---|---|
| 推定クリック率 | 広告が表示された場合にクリックされる可能性の高さ |
|
| 広告の関連性 | 広告がユーザーの検索の意図と一致する度合い |
|
| ランディングページの利便性 | ランディングページが、広告をクリックしたユーザーにとってどの程度関連性があり、有用であるか |
|
品質スコアは管理画面上の「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」箇所にある「検索キーワード」の箇所で確認できます。スコアが「平均より下」になっている場合、ユーザーのニーズと広告内容がズレているサインなので、該当の広告をチェックしてみましょう。
▼品質スコアについてくわしく知りたい方はこちら
Google広告の品質スコアとは?わかりやすく確認方法と改善事例を紹介|キーマケのブログ|株式会社キーワードマーケティング
Google 広告の「品質スコア」は、広告の品質がどれくらい高いかを1から10のスコアで表した指標です。
山田
ここまでに紹介した3つの改善点は、特に改善のインパクトが大きいものです!
キーワードマーケティングではこれ以外にも画像・動画アセットの設定状況や各種計測タグの設定など、細かい点まで網羅的に確認します。
冒頭でも紹介した通り、広告アカウント診断は、広告運用の健康状態を知るための「健康診断」のようなものです。
急に成果が悪くなったときはもちろん、「今は問題ないけど、もっとよくできる部分があるか確認したい」といった目的でもご活用いただけます。
「すぐに代理店を変えるつもりはない」「まずは自社アカウントの現在地を知りたい」という段階でも全く問題ありません。みなさまの次の一手をサポートするステップとして、ぜひお気軽にキーワードマーケティングの無料アカウント診断を活用してみてくださいね。
セールス
2024年入社。大学では経営学部でブランドマネジメントやマーケティングコミュニケーションについて学ぶ。趣味は野球観戦とお散歩。好きな球団はDeNAで、好きなお散歩コースは横浜駅から山下公園までの道。地元の横浜(特にみなとみらい方面)が大好き。社内のお菓子コーナーを見ることが毎朝の日課で、ヤングドーナツがある日はテンションが上がる。
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