Facebook広告

Meta広告のAdvantage+オーディエンスとは?おすすめの活用方法や設定のポイントを解説

Meta 広告で「詳細ターゲット設定が消えた?」や 「男性向けの商材なのに、なぜか女性に広告が配信されている…」 「年齢制限をしたはずなのに、対象外の年齢層にリーチしている」などと思ったことはないでしょうか?

それは、Meta 広告の「Advantage+ オーディエンス」という機能が要因と考えられます。この記事では、Advantage+ オーディエンスの仕様や従来の設定との決定的な違い、さらにAdvantage+ オーディエンスを使うべきケースと使うべきでないケースを解説します。

Advantage+ オーディエンスとは何か?

Advantage+ オーディエンスとは、「AI が過去のデータや広告クリエイティブを分析し、成果が出そうなユーザーを自動で見つけ出す機能」です。

これまでの広告運用は、「30代・男性・東京在住・ゴルフ好き」のように、人間が手動でターゲットを限定(絞り込み)し、より成果が出やすいユーザーへ配信をおこなっていました。

しかし、Advantage+ オーディエンスでは、運用担当者が入力するターゲット設定は「ユーザーを探すためのヒント」として扱われます。

イメージとしては、運用担当者側が「まずはこのあたりの人を探してみて。でも、もっと良い人がいれば範囲を広げていいよ」と AI にシグナルを送り、AI がその情報をもとに広告配信の目的にあったユーザーを探すといった形です。

Advantage+ オーディエンスの仕様

最初にお伝えした「ターゲティングを設定していたのに、それ以外のユーザーにも配信されていた」といったケースはこの Advantage+オーディエンスの「制御」と「提案」という設定の違いを理解しないまま入稿すると起こりやすいです。

それぞれの違いについて、Advantage+ オーディエンスの設定画面を確認しながら特徴をつかんでいきましょう。

オーディエンスの制御

「制御」を設定した場合、指定した範囲外に広告が配信されることはありません。つまり、確実にこの範囲のユーザーに広告を配信したい場合はオーディエンス設定の「制御」にターゲティング設定をおこなうようにしましょう。

Advantage+ オーディエンス(制御)の表示
広告セット>オーディエンス

オーディエンスの提案

前述した「制御」のほかに、オーディエンスの設定画面には「オーディエンスを提案する」という項目もあります。

ここに設定した内容は、あくまで AI がターゲットを探すためのヒントとして活用され成果の改善が見込めればこの設定以外のユーザーへの配信が拡張される可能性があります。

Advantage+ オーディエンス(提案)の表示
広告セット>オーディエンス

Advantage+オーディエンスがきちんと機能していないときは「制御」と「提案」を確認する

例えば、SNS などで「新規アカウントで男性向け商材を配信したところ、40%以上女性に配信される」 や「年齢設定してるのに無視される」といった悩みの声が見受けられますが、おそらく「提案」のほうでターゲット設定をおこなっていたことで設定したユーザー以外にも配信されていたと考えられます。

そのため、同じように設定外のユーザーにも広告が配信されているといった事象が見られた場合には、ターゲット設定が「制御」の項目で設定されているか確認してみるとよいかもしれません。

Advantage+オーディエンスと従来の手動ターゲティングとの違いと使い分け

ここまで、Advantage+オーディエンス機能の説明をしました。

Advantage+オーディエンスと手動ターゲティング、結局どちらを使えばよいのか迷われる方も多いと思います。まず、Advantage+オーディエンスと手動のターゲティング設定の比較し、事例をもとにどういった風に使い分ければいいかを紹介します。

まずは、Advantage+オーディエンスと手動のターゲティングの特徴を比較したものを紹介します。

特徴や
設定内容
Advantage+
オーディエンス
手動
考え方 AI による「拡張」が前提 設定による「制限」が前提
性別 拡張される(提案扱い) 固定される
年齢 下限のみ厳守、上限は拡張される 上限・下限ともに固定される
興味・関心 拡張される(提案扱い) 原則固定
メリット 機械学習により、人間が思いつかない層から CV を獲得できる。
CPA が下がりやすい。
予算を投下する相手を完全に
コントロールできる。
意図しない配信を防げる。
デメリット 学習期間中、無駄な配信が発生するリスクがある。
誰に出ているか不透明。
ターゲットが枯渇すると CPA が
高騰する。
機会損失が発生する可能性がある。

Advantage+オーディエンスを活用した事例と使い分け方

次にアパレル EC サイトの購入目的で手動でのターゲティングと Advantage+オーディエンスを活用した配信事例を紹介します。

アパレル商材という比較的ターゲットが広い特性上、ターゲティングを絞って効率重視で運用するための手動ターゲティングと、幅広いユーザーへ配信をおこない購入数と売上増加を狙う、Advantage+オーディエンスの2軸で配信をおこないました。

ターゲティング広告費コンバージョンROAS
手動¥270,0005001200%
Advantage+¥360,0007301160%

上記の表から、ROAS は手動のほうがやや高いもののほぼ同じ効率を維持しながら、Advantage+オーディエンスでコンバージョンを獲得できており、意図通りの配信ができました。

商材特性によって手動ターゲティングと Advantage+オーディエンスを使い分ける方法もありますが、このようにそれぞれのターゲティングで役割を分けて配信することでよりコンバージョン増加を図れるケースもあります。

上記を踏まえて、Advantage+オーディエンスと手動のターゲティングの使い分けは以下のとおりです。

ターゲティングケース
Advantage+
オーディエンス
  • アパレル、食品、美容雑貨など、ターゲットが幅広い商材の配信
  • アカウントにデータが溜まっており、CV 増加に伸び悩んでいる
  • クリエイティブの検証がある程度済んでおり、どの訴求やデザインが成果がよいかをつかめている
  • 手動
  • ターゲット属性が厳格に決まっている場合
    例)成人式の振袖、BtoB の特定職種向けツール、男性専用の AGA クリニックなど・アカウント開設直後でデータがない場合
  • このように、配信する商材やシチュエーションによって向いているケースと向いていないケースがはっきり分かれています。

    Advantage+オーディエンスは自社の製品のターゲット層や、これまでのデータをもとにターゲティングされるので、アカウント開設からどのくらい期間が経っているのか確認して、設定しましょう。

    Advantage+ オーディエンスの設定方法とオフ方法

    Advantage+オーディエンス機能の設定方法や、「オフにする方法が見つからない」という声もあるため、オフ方法についても紹介します。

    まず Advantage+オーディエンスの設定をしていきましょう。まず広告セットの作成画面(編集画面)へ進みます。

    Advantage+ オーディエンスの設定方法
    広告セットの設定画面

    下にスクロールすると、「オーディエンス」項目があり、デフォルトでは「Advantage+オーディエンス」がオンになっています。

    Advantage+ オーディエンスの設定方法
    広告セット>オーディエンス

    Advantage+オーディエンス機能をオンにしたまま配信をしたい場合は特に設定は必要ありません。

    ただし、もし AI の自動最適化にヒントを与えたい(シグナルを設定したい)場合は「オーディエンスを提案する」の項目で年齢や性別などを設定しましょう。

    ユーザーのデモグラ属性(年齢や性別)以外にもより絞り込みたい場合には、一番下の「広告のリーチをさらに限定」を選択すると興味関心項目などの細かいターゲット設定ができます。

    Advantage+オーディエンスをオフにする方法

    ここで、Advantage+オーディエンスをオフにしたい場合(ターゲットを拡張したくない場合)は、「制御」の項目内で設定すると、オフにできます。

    先ほどの設定方法と同じく、広告セットに入り、オーディエンスの項目までスクロールし、「広告のリーチをさらに限定」を選択します。

    Advantage+ オーディエンスをオフにする方法
    広告セットを選択>オーディエンス

    「優先オーディエンスにリーチする」というポップアップが表示されるので「広告のリーチをさらに限定」を選択し「次へ」を押しましょう。

    Advantage+ オーディエンスをオフにする方法
    広告セットを選択>オーディエンス>広告のリーチをさらに限定

    すると元の画面に戻るので、「性別」のプルダウンを開き、「女性(または男性)」を選択した状態で「提案として使用する」にチェックを入れます。

    Advantage+ オーディエンスをオフにする方法
    広告セットを選択>オーディエンス>広告のリーチをさらに限定>広告のリーチをさらに限定(ポップアップ内)を選択

    すると「Advantage+ オフ」と表示されるようになります。

    Advantage+ オーディエンスをオフにする方法
    広告セットを選択>オーディエンス>広告のリーチをさらに限定>広告のリーチをさらに限定(ポップアップ内)を選択>性別を選択>提案として使用するにチェック

    Advantage+ オーディエンスを使いこなすための Q&A

    ネット上でよく見られる疑問や不安に対して、キーワードマーケティングの見解を踏まえて回答します。

    新規アカウントでは使わない方がいいの?

    今井

    ケースバイケースですが、手動設定で確実にターゲット層に配信し、成果が安定してから切り替えるのがおすすめです。

    特に性別が明確な商品で、かつ新規アカウントで Advantage+を使うと、無駄な性別への配信リスクが高まります。

    「詳細ターゲット設定」は入力すべき?

    今井

    Advantage+を使うなら、詳細ターゲット設定で内容を入力しすぎずに、確度の高い「類似オーディエンス」などを1個から2個程度に留めておきましょう。

    細かく設定しすぎると、AI の自由度や拡張の余地を狭めることになり、Advantage+のメリットである「意外な層の発見」が阻害されます。

    クリエイティブ(画像・動画)との関連は?

    今井

    極めて重要です。Advantage+ オーディエンスにおいて、AI は「画像内のテキスト」や「動画の内容」を解析し、それに反応しそうな人を選んでターゲティングします。

    例えば、ターゲット設定を何もしていなくても、画像に「40代の肌悩み」と大きく書いてあれば、AI は自然と40代前後のユーザーに配信を寄せます。

    したがって、Advantage+を使う際は、「誰に向けた広告か」がひと目で分かるクリエイティブを作ることが重要です。

    Advantage+オーディエンスを理解して最適な広告運用を実施しよう!

    この記事では、Advantage+オーディエンスについて紹介しました。

    Meta 広告のアップデートや UI 変更で意図しない設定になってしまったり、その修正方法が分からないなどのお悩みもあるかと思いますが、Advantage+オーディエンスの機能や設定方法、オフ方法を理解して、意図通りの広告配信をおこないましょう。

    Advantage+オーディエンスは上手く活用すれば成果を出しやすいメニューのため、仕様を理解し成果を最大化しましょう。

    Facebook広告の成果にお悩みなら、1,300社以上の支援実績があるキーマケに相談してみませんか?

    Facebook広告の成果にお悩みなら、1,300社以上の支援実績があるキーマケに相談してみませんか?
    日々広告を運用している広告運用者がシミュレーションを作成し、商材に合った媒体や配信メニューをご提案します。運用開始後は、東京本社と九州佐賀支社の分業体制により、ミスのない安定した運用とすばやい施策立案・実行を可能としています。

    Facebook広告の運用について相談する

    メールアドレスをご登録いただきますと、ブログの更新情報などをお届けいたします。

    メールアドレスをご登録いただきますと、ブログの更新情報などをお届けいたします。
    「わかりにくいこと」を「わかりやすく」をモットーに、すべての記事を実際に広告運用に関わるメンバー自身が執筆しています。ぜひ無料のメールマガジンに登録して更新情報を見逃さないようにしてください!

    メールマガジンの登録はこちら

    記事を書いた人

    今井 健人
    今井 健人

    広告運用 コンサルタント

    2020入社。大学でマーケティングを専攻→キーマケに入社し広告事業部に配属される。配属後2ヶ月で動画広告作成に携わる等、検索やディスプレイ広告以外も勉強中。趣味はギターと温泉。特に冬の露天風呂は至高。

    広告アカウント診断(無料)も実施中
    私たちの分析力・提案力をお試しいただけます

    広告アカウント診断(無料)も実施中
    私たちの分析力・提案力をお試しいただけます

    広告アカウント診断(無料)も実施中私たちの分析力・提案力をお試しいただけます